シンガポールのハウパーヴィラはハマる人はハマる?B級スポット!


ケンケン

高層ビルが並び、洗練された都市国家のイメージの強いシンガポール。そのイメージを覆すディープなB級スポットがあることはご存知でしょうか。その名は「ハウパーヴィラ」。一度訪れたら、その異様な光景がきっと脳裏に焼きつくことでしょう…。

ハウパーヴィラでもひと際異様な彫像

ハウパーヴィラってどんなところ?

今から80年ほど前の1937年。今でもシンガポールなどで販売されている医薬品タイガーバームを販売し、多くの財産を築いたビルマ生まれの胡兄弟の手によって、その庭園は設立されました。元々はこのタイガーバームの宣伝を目的にしていたと言われており、この庭園の名前になっている「ハウ」と「パー」は、この兄弟の名前から取られているそうです。

しかし、その庭園内に展示されている彫像などのテーマは、『地獄』や『中国の伝説』など、どこか引っかかるものばかり。一体、どんなものなのかは、百聞は一見に如かず、周りの写真をご覧いただければお分かり頂けると思います…。

一言で言うとカオス。異様な雰囲気にのみ込まれてしまいそうです。なぜ、こんなにも辛そうな様子のものばかりにしたのでしょうか。よく見ると、確かにところどころタイガーバームを模した彫刻もあります。こんな雰囲気にも関わらず、各国からのカップルや子供連れの観光客も多く、皆さん淡々と回っています。驚くべきことにこのハウパーヴィラ、今ではシンガポール政府観光局に譲渡され、オフィシャルに管理。そして、入場料はなんと無料! それもあってか、シンガポール在住者の中には一度訪れると、なぜかこのハウパーヴィラのことが頭から離れなくなり、知人がシンガポールに来る度、何度もハウパーヴィラを案内してしまうリピーターが続出しています。

地獄の入口

地獄の内部

地獄の周辺

ハウパーヴィラを回る時の注意点

敷地内は階段や坂の上り下りが多く、シンガポール特有の強い日射しが容赦なく照りつけるので、訪れる際は歩きやすい靴や帽子、飲み物などがあると助かります。暑さに加え、周囲から妙なオーラを感じるので、普段以上に疲弊される気がします。入口には自動販売機が設置され、簡単な飲食物を販売する売り子もいることが多いので、通常、飲み物はそこで用意できます。敷地は思ったよりも広く、駆け足で回れば20~30分、ゆっくり回った場合は1時間近く見ておいた方がよいでしょう。

力士の間にはタイガーバーム

すべての彫像が異様です

メンテナンスもバッチリです

どうやって行く?

ハウパーヴィラはMRTのCircle lineの、その名もHaw Par Villa駅の目の前にあります。少し郊外にあるため、街の中心部からはタクシーで行くのが便利です。MRTで向かう場合はセントーサ島の入り口となっているHarbourFront駅でcircle lineに乗り換えて、4駅10分ほどで到着。そのため、セントーサ観光と一緒に回ると効率的です。

ただし、セントーサ島観光を楽しんだ後にこちらを回ると、「せっかく水族館で癒されたのに、神経がすり減りました。」と後悔する人が続出。ぜひ、セントーサ観光の前に回ることをオススメします! シンガポール観光に刺激が欲しい方は、シンガポール屈指のB級スポットへぜひ足を運んでみてください。

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