シンガポールのホーカーとおすすめの屋台料理
シンガポールを訪れたら、ぜひ一度は行ってほしいのがホーカーです。早朝から夜遅くまで、年中無休で営業するホーカーは、シンガポール人の胃袋を満たしてくれる強い味方。人気のホーカーとともに、安くて美味しくて、味のバリエーションも豊富な定番メニューからおすすめの品5選をJTB現地スタッフが紹介します。
定番ホーカーはココ
ホーカーとは、屋台(ストール)がたくさん集まったスポットでフードコートのようなもの。かつては路上にたくさんの屋台がでていたのですが、1970年代、政府が衛生面とその景観に配慮し、こうした屋台を1か所に集めて営業するよう指導したのがホーカーの始まりといわれています。
ホーカーはいろいろな地区にあります。定番であり、よく知られているのが、ラッフルズ・プレイス駅から徒歩5分ほどの老舗ホーカー「ラオパサ・フェスティバル・マーケット」。ランチ時は周辺で働く人々で大いに賑わいます。日が暮れるころ、路上には椅子とテーブルが設置され、屋外ビアガーデンが出現。サテー(焼き鳥)の屋台がずらりと並び、食欲をそそるおいしそうな匂いとサテーを焼く煙が辺り一面に立ち込めます。
シンガポールのグルメ本マカンストラがプロデュースしたホーカー「マカンストラ・グラトンズ・ベイ」は、カップルや若いファミリーら地元の人や観光客で賑わいます。エスプラネード駅に直結しているほか、ドリアンの愛称で親しまれるエスプラネード・シアターの側にあり、マーライオン像からも近いので、気軽に立ち寄ることができます。深夜まで営業しているので、夜食にもいいかも。
リトルインディア駅の目の前、「テッカセンター」のホーカーは、場所柄インド系のホーカー料理が充実しています。併設のマーケットは見て回るだけでも楽しいです。
オーチャードロードにある「フード・リパブリック」は有名店が出店するフードコート。ホーカーというよりはフードコートですが、ホーカー同様の定番メニューが楽しめます。サマセット駅に直結してアクセスも申し分ありません。このフード・リパブリックはシンガポール全土にあります。
注文しよう
ホーカーへ行ったら、まずはテーブルを確保。できれば、注文する屋台の近くのテーブルがベストですが、食事の時間帯はとても混雑します。テーブルに番号が付けられていれば、その番号を覚えておきます。食べたいものを選び、屋台で注文です。看板などに写真入りでメニューを表示していれば、料理を指差すだけでも大丈夫。ホーカーによっては、テーブルの番号を伝えて料理を運んでもらいます。そうでなければ、できた料理を自分でテーブルまで運びます。支払いは注文時に、または料理を受け取った時に。食事が終わると、食器はそのままテーブルの上に置いておきます。
ホーカーには、ヌードルやチャーハンなどの中華系、インドネシア系、マレー系、インド系、チキンライスなどシンガポールらしい料理も。ホーカーで何を食べるか、どこの屋台の料理を食べるか迷ってしまったら、まずはテーブルを見渡し、地元シンガポール人が何を食べているかチェック。そして、一般的ですが、混んでいる屋台を選ぶことをおすすめします。
オススメの一品5選
ホーカーのメニューはものすごくたくさんあります。定番メニューのなかから、おすすめを紹介します。
ホッケンミー(Hokkien Mee)
太めの卵麺とビーフンの2種類の麺を使い、野菜や豚肉、エビ、卵などといっしょに炒め、エビの出汁がしっかりと麺に絡まった一品。添えられているチリとライムを混ぜるとさっぱりとした味に。
ラクサ(Laksa)
ココナッツミルク入りのピリ辛スープがくせになる味。米粉の太麺が特徴で、エビや揚げ豆腐などが入っていてクリーミーで濃厚な味わいです。スープは見た目ほど辛くありません。
フィッシュボールヌードル(Fish Ball Noodle)
魚のすり身で作ったプリプリの団子入り麺料理です。麺(平べったいタイプ、卵麺など)や野菜などの具材を選択できる屋台もあります。またスープなしタイプもあります。
キャロットケーキ(Carrot Cake)
といっても、デザートの甘いニンジンケーキではありません。大根餅に卵を絡めて焼いたオムレツにも似た一品で、外はカリッとしていてなかはもっちりとろりが特徴。2種類あり、ホワイトはあっさり塩味でチリをたくさんかけて食べる人が多いです。ブラックは、甘めの醤油がかかった黒っぽい色のキャロットケーキ。
バクテー(Bak Kut The)
シンガポール人が大好きな料理。骨付きポークリブの煮込みスープで、ハーブとぴりっとした胡椒味が特徴。もしかしたら、好き派と嫌い派に分かれるかもしれませんが、とりわけ年配のシンガポール人によくすすめられる一品です。
番外編 ホーカーの朝ごはん
朝食でホーカーを利用するなら、ほのかに甘くて温かい豆乳プリン(Bean Curd)がおすすめ。ドリンクとしての温かい豆乳もありますが、せっかくなので、出来たての豆乳プリンをどうぞ。お粥はホーカー朝食の定番です。
いかがでしょう。シンガポールは食通もうならせるグルメな町。安くて美味しいシンガポールのローカルフードを堪能したら、シンガポール・ケーブルカーに乗って夜景を見ながらの豪華なフルコースディナーや、シンガポールならではの名物料理チリクラブもご賞味ください。JTBでもグルメな食事を含む現地オプショナルツアーを提供しています。ご参考まで。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY14,235〜※価格は予告なく変更になることがございます。“ティオンバル”は有名なマーケットをはじめ、古いものと新しいものがうまく混じり合っている 話題のエリア。“ハジレーン”の多彩なアーティスチックな壁画は見ているだけで心躍ります。エキゾチックな“リトルインディア”では、街歩きやムスタファセンターでのお買い物等をお楽しみください。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY21,130〜※価格は予告なく変更になることがございますリバーボートで歴史を辿るタイムトラベルへ。“富の噴水”で運気をあげて、シンガポールのアイコン“マーライオン”など、外せないスポットを満喫。“ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ”で世界の植物を鑑賞した後は、異国情緒漂うカンポングラムやリトルインディアでカルチャーショック ?!ランチは屋台風ストールが並ぶ涼しいフードコートで、お好きなお料理をどうぞ。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY24,467〜※価格は予告なく変更になることがございます。シンガポールでは絶対に食べておきたい蟹の王様“チリクラブ”のご夕食をお楽しみください。ご夕食後は、賑やかなナイトスポットで有名なクラークキーからリバーボートに乗船して流れる景観をご覧いただきます。マリーナ・ベイを舞台にした壮大な光と水のショー“SPECTRA(スペクトラ)”は圧巻です。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY18,017〜※価格は予告なく変更になることがございます。大きな窓に囲まれたケーブルカーのキャビンから見える大パノラマを贅沢に独り占め。美しい夕日、ユニークなデザインのビルやマウント・フェーバーを覆う南国の木々たちもロマンチックなディナーに彩りをそえます。