【2023祝祭日情報】フィリピン＆セブ島の祝祭日

フィリピンやセブ島の祝日は、記念日や年始年末、クリスマスなど日付の変わらないものと、毎年日付の異なるものがあります。
一部の施設やお店がお休みになることがあるので、留学や旅行をお考えの方は、事前に確認しておくことをお勧めします！

フィリピンの祝日は、クリスマスや元旦のような一般祝日（Regular Holidays）と、ニノイ・アキノ記念日のような特別祝日（Special Non-Working Days）の２種類があります。
2023年は、一般祝日が10日間、特別祝日が7日間で、ここにイスラム教の祝日2日間を加え、計19日となります。4月や年末年始で大型連休になりやすいという特徴があります。なお、11月2日に追加された特別祝日は、1日の祝日から続いて家族とより長く時間を過ごすことで「より強い絆を築くこと」を目的としています。家族を大事にするフィリピンならではですね。
また、マニラ、セブなど、市や州の創立記念日などその地域のみ対象の祝日もあります。例えばセブ市は祝日が3日あるので合計22日となり、日本の祝日16日より6日も多いことになります。
フィリピンの祝日は宗教色の強いものが多く、国民に根付く強い宗教観を垣間見ることができるので、とても興味深いですよ。

クリスマスなど日付の変わらない祝日以外は、毎年夏頃にフィリピン大統領によって、翌年の祝日が発表されます。ですが、大統領選挙やシヌログ祭りのような大きなイベント等があると、年度途中でも祝日が変更されたり、追加されることもあります！
また、イスラム教の祝日である「Eidul-Fitar(ラマダン明け祝日)」「Eid ul-Adha(犠牲祭)」は政治的な仕組みから毎年直前に決まることが多いです。
なお、祝日は多くの語学学校や公共機関、一部の観光地、お店などがお休みになることがありますので、留学や旅行をお考えの方は、事前に確認することを強くおすすめします！
ちなみに…2022年は「10月31日を祝日にする」と、10月18日に発表されました！日本では考えられないことですよね。

　１月　１日（日）　New Year's Day／元旦
　１月　２日（月）　Day After New Year's Day／元旦の翌日（追加の特別祝日）
　１月２２日（日）　Chinese Luner New Year／中国旧正月
　２月２５日（土）　EDSA Revolution Anniversary／エドサ革命記念日
　４月　６日（木）　Maundy Thursday／聖木曜日
　４月　７日（金）　Good Friday／聖金曜日
　４月　８日（土）　Black Friday／聖土曜日
　４月１０日（月）　Day of Valor ／勇者の日
　４月２２日（土）　Eidul-Fitar／ラマダン明け祝日（※）
　５月　１日（月）　Labor Day／労働者の日
　６月１２日（月）　Independence Day／独立記念日
　６月２９日（木）　Eid ul-Adha／犠牲祭（※）
　８月２１日（月）　Ninoy Aruino Day／ニノイ・アキノ記念日
　８月２８日（月）　National Heroes Day Holiday／英雄の日
１１月　１日（水）　All Saint's Day／諸聖人の日
１１月　２日（木）　All Soul's Day／死者の日（追加の特別祝日）
１１月２７日（月）　Bonifacio Day／ボニファシオ誕生記念日
１２月　８日（金）　Feast of the Immaculate Conception／聖母マリアの日
１２月２４日（日）　Christmas Eve／クリスマスイブ
１２月２５日（月）　Christmas Day Holiday／クリスマス
１２月３０日（土）　Rizal Day／リザール記念日
１２月３１日（日）　Last Day of the Year／大晦日

※印はイスラム教の休日のため、正式な日にちは未定です。

　１月１５日（日）　Sinulog／シヌログ祭り（セブ市）
　２月２４日（金）　Cebu City Charter Day／セブ市憲章記念日（セブ市）
　３月１６日（木）　Davao City Day／ダバオ市記念日（ダバオ市）
　４月２７日（木）　Kadaugan Sa Mactan／マクタン勝利記念日（ラプラプ市）
　６月１７日（金）　Lapu-Lapu City Cahrter Day／ラプラプ市憲章記念日（ラプラプ市）
　６月１８日（日）　Bacolod City Charter Day／バコロド市憲章記念日（バゴロド市）
　６月２４日（土）　Manila Foundation Day／マニラ創立記念日（マニラ市）
　８月　６日（日）　Cebu Provincial Foundation Day／セブ市創立記念日（セブ市）
　９月　１日（金）　Baguio Charter Day／バギオ市憲章記念日（バギオ市）
　９月　９日（土）　Osmena Day／オスメニア記念日（セブ市）

※各都市や地域により休日が異なったり、祝祭日が変更・追加されることがあります。

フィリピンは国民の約８割がカトリック教徒であることから、ホーリーウィーク以外にもクリスマスなどをとても大事にしています。
2023年は4月6日(木)～9日(日)の4日間が休日となります。イエス・キリストが十字架にはりつけにされた日であることから、フィリピン人はキリストをおもい、お酒を飲んだり肉を食べたりなどの楽しみを制限します。そして教会やミサに出席し、静かに祈りをささげるのだそうです。
ちなみにこの時期に、ココナッツベースのバナナやいもなどが入ったビニグニット/Binignitという甘いスープを食べます。ホーリーウィーク中はホテルでも提供しているところがあるので、見つけたらぜひお試しください！

11月1日はAll Saints' Day（諸聖人の日）という祝日です。11月2日のAll Souls Day（死者の日）と合わせてこの2日間は、日本でいうお盆のような位置づけです。
お墓に花やキャンドルを飾って、亡くなった先祖たちを敬い、思い出します。涼しくなる夕方には、お墓に料理や飲み物を持ち寄り、ピクニックのように親戚同士ワイワイ楽しく過ごしたりもするのだとか。
裕福な家庭は、お墓に家を建てて住宅のようにしているそうです。日本とは違う文化にびっくりですね。

セブ市で毎年１月の第３日曜日に開催されるフィリピン最大のお祭りで、サントニーニョというキリストの子供時代を模した人形を称えるお祭りです。
この時期いたる所で花火やコンサートが行われていますが、一番の見どころは、大通り一帯を封鎖して行われるパレード。色鮮やかな衣装をまとったダンサーたちのパフォーマンスは圧巻です！
ショッピングモールではシヌログ祭りのＴシャツや髪飾りなどが買えるので、ぜひ着飾って一緒にお祭りを楽しんでみてはいかがですか？
ただし、道沿いは人で混み合うので、小さなお子様と観覧する際は人ごみに巻き込まれないよう注意が必要です。また交通規制がされますので、シヌログ祭りを楽しみたい方は、シティ内のホテル滞在をおすすめします。

フィリピン人にとってクリスマスは特別です。「ber」の付く月からがクリスマスシーズンと言われるほど。JTBセブオフィスのあるビルのエレベーターも９月にはすでにクリスマス仕様になっています！
日本ではクリスマスはカップルで過ごす、という人も多いですが、ここフィリピンでは、遠方で暮らしていても家族みんなが24日には集まり、一緒に食事を楽しみます。また、25日になるのを一緒にカウントダウンして祝うのだそうです。
そして年越しもやはりカウントダウン！花火が盛大に打ちあがり新年を祝います。大きな音が邪気を払うと信じられているので、爆竹などの爆音が街を包みます！
この時期、ショッピングモールやレストランなどの施設は、短縮営業やお休みのところもあるので、事前にチェックしておきましょう。またタクシーなどもつかまりにくくなるので、早めにホテルに戻ってくださいね。

（注意事項）この記事は2022年12月に作成されたものです。祝祭日は追加・変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。