ニュージーランド南島のおすすめのハイキングルート3選
北島編に続き、ニュージーランドで楽しむおすすめハイキングルート3選の南島編です。南島にある数々のハイキングやトレッキング、ウォーキングルートの中から、ハイキング&トレッキング好きのJTB現地スタッフが、「南島でハイキングするなら、このルートがおすすめBEST3」をご紹介します。
北島同様に3つを選ぶのはとても難しく、かなり迷いました。南島を訪れたら、気軽に楽しめるハイキング、あるいは日本では体験できないハイキングなど、歩いてこの国の自然をお楽しみください。
第3位 レッドターンズ・トラック(アオラキ/マウントクック国立公園)
ニュージーランド最高峰アオラキ/マウントクックが聳える国立公園はよく知られています。第3位は、レッドターンズ・トラックです。恐らく、同国立公園内のハイキングコースの一番人気はフッカー・バレートラックですが、個人的には、往復2時間のレッドターンズをおすすめします!
整備されたコースは歩きやすいと感じました。レッドターンズ・トラックのコース入口は、山岳リゾート、ザ・ハーミテージホテルから10分ほど歩いた所。急な坂を階段状に整備されたコースを登っていきます。溶けた氷河が流れる小川を目にし、振り返れば、万年雪をかぶったアオラキ/マウントクックの山頂を遠望。折り返し付近には赤い水草によって赤茶色の湖面をした小さな湖(=池)があります。
キツイ坂道のハイキングですが、目にする大自然の風景は息をのむほどで、疲れも吹っ飛びます。レッドターンズ・トラックについては別の特集で詳しく紹介しています。
第2位 テカポ湖畔~マウント・ジョン山頂へのハイキングコース(レイク・テカポ)
星空観察でよく知られたテカポ湖周辺。第2位は、テカポ湖畔からマウント・ジョンを目指すハイキングコースで、山頂まで行って戻るのに1時間30分から2時間ほどかかります。湖畔のテカポ・スプリングス辺りからスタート。カラマツの林を歩き、広い草原を抜け、整備されたコースに沿って歩きます。
マウント・ジョンの山頂からは水色に輝くテカポとその周辺の緑、真っ青な空と白い雲のコントラストが印象的。iPhoneやデジカメの充電は十分に! ニュージーランドらしい風景に写真を撮りまくることになりそうです。
さらにおすすめは、山頂にあるアストロカフェでの一時。テラス席からは湖畔の町並みや湖が一望に! コーヒーとサンドイッチやキッシュ、スープなどのランチがおすすめです。気持ちの良い“歩き”が満喫できるマウント・ジョン山頂へのハイキングをおすすめします。
テカポ湖は一帯は世界最大規模の星空保護区(ダークスカイ・レザーブ)に認定されていて、満天の星空を観察しに世界各地から人々が訪れます。
第1位 フランツジョセフ氷河ウォーク&ヘリコプター遊覧(ウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園)
イチオシは氷河ウォーク! 日本ではとても体験できない、ニュージーランドならではのウォーキングです。南島西海岸のちょうど真ん中辺りに位置するウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園には氷河のダイナミックな景観が広がっています。
一般の旅行者がアクセスできるフランツジョセフ氷河へはヘリコプターでアクセス。フランツジョセフの村からヘリコプターに乗って約10分でフランツジョセフ氷河に降り立ちます。氷河を歩くのに使われる専用のスノーシュー(靴)を履いてウォーキングを開始。コバルトブルー色の氷河を登り、ぽっかりと開いた穴をくぐって、氷と氷の隙間を通り抜けます。
まさにアドベンチャーなハイキングが体験できます。初めてニュージーランドを訪れる旅行者は行き先としてウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園に行く人は少なく、レアなスポット。なかなか経験できない氷河ウォークは、個人的にイチオシです。氷河ウォークについては別の特集で詳しく紹介しています。
個人的にお気に入りのハイキング&トレッキングルート(南島編)はいかがでしたか。もちろん、アオラキ/マウントクック国立公園のフッカーバレーハイキング、ネルソンのエイベルタスマン国立公園のハイキングコースなどもおすすめ。
実際、かなり迷いました。ニュージーランドは都市部やその近郊、国立公園などで、ハイキングコースがよく整備されていますので、特に山ガールやハイキング&トレッキング好きには最高の旅行先。因みに、JTBでも現地発着のハイキングやトレッキングツアーを提供しています。