ニュージーランドで羊の毛刈りショーとオーガニック果樹園巡り

JTBニュージーランド
メェ子

ニュージーランドと言えば、ヒツジをイメージする人が多いのではないでしょうか? 人間よりも羊の数のほうが多いといわれるほど、ニュージーランドとヒツジは切っても切れないもの。そんな羊とふれあえるのがロトルアにあるファームパーク、アグロドーム(Agrodome)です。羊だけでなく、アルパカや馬、ラマなど、数々の動物とふれあえるほか、オーガニックの果樹園やオリーブ畑もあって、キウイフルーツワインやジュース、ハチミツのテイスティングもできるのです。 そんな盛りだくさんな羊と農牧のテーマパークとも呼べる、アグロドームを訪れました。

あっという間に丸裸にされた羊

シープショーで子羊にミルクをあげよう



アグロドームは、ニュージーランド北島中部あたりの町ロトルアにあります。ロトルア中心部から車で10分ほど、ここは本物の農牧場。シープショー&ファームツアーに参加しました。
まず初めに、シープショーを見学。19種類もの羊が順に舞台に上がって勢ぞろいする様子に新たな発見と驚きがありました。羊のサイズも、顔や角の形も、羊毛の色もさまざま。クリーム色、白っぽい色、薄い灰色から濃い灰色まで、こんなにたくさんの種類の羊がいるなんて驚きです。 そして唖然としたのが、勢揃いした羊の上を牧羊犬が勢い良く走る様子。観客からも歓声が上がっていました。ショーでは観客が舞台に上がって牛の乳しぼりや子羊へミルクあげるなどの体験もできます。
このあと、ショーの目玉の一つでもある、羊の毛刈り。体格のよい男性が、羊の毛を刈るための特殊なバリカンを片手に、手際よく素早く羊の毛を刈っていくのですが、羊はすごくおとなしくて、気持ちよさそうにも見えます。あっという間に羊の暖かそうな毛はすべて刈り取られて丸裸。ヒツジくん、なんだか寒そうに見えてしまいます。
シープショーの司会者は当然、英語で話しますが、日本語の同時通訳で聞けるヘッドフォンが貸し出しされますので、英語が苦手でも楽しさ倍増です。

いろいろな種類の羊が勢揃い

集まってきたモコモコの羊に餌を

動物とのふれあい、羊やアルパカに餌をあげて記念撮影も

シープショーの後は、屋外へでて、ファームツアーに参加しました。天気の良い日は本当に気持ちがよくて、緑豊かな芝生が眩しい! トラクターを改造したような乗り物に乗って、160haもの農場内を巡ります。羊やアルパカたちのいるエリアでは、動物たちにエサをあげることができました。トラックを見つけると、羊たちは一目散にやってきます。餌をくれるって知っているみたい。間近に見る羊はモコモコしていてやっぱりかわいい。 最初は動物たちの勢いに圧倒されてしまって、ちょっと怖かったのですが、慣れてくると、人懐っこい動物にメロメロ。記念撮影もばっちり。参加していた子供たちも大喜びで、動物好きの女子も大興奮でした。ヒツジというと、うねうねとした丘で草を食む羊の群れを遠くに見るのもいいですが、餌をあげるほど間近に見るヒツジくんは、親近感もわいて、かわいらしさ倍増です。

アルパカにも餌をあげました。

オーガニックのキウイフルーツワインを試飲



アグロドームには果樹園もあって、ここでは有機栽培による果物を栽培しています。キウイフルーツもそのひとつ。ファームツアーでは、果樹園やオリーブ園を見学し、キウイフルーツワインまたはキウイフルーツジュースのどちらかを試飲します。日本ではそうそうお目にかかれないキウイフルーツワインは甘く爽やかな風味で、とても飲みやすいです。さらにハチミツもテイスティングしましたが、きれいなアメ色で甘くて濃厚、上質です。このあと、長さ5㎝ほどのフェイジョア(またはフィジョア)と呼ばれる果物摘みも体験しました。フェイジョアはニュージーランドではお馴染みの秋の果物で、しゃりっとした触感と、甘酸っぱさが特徴。洋ナシと桃を足して割ったような果物とでも表現したらいいでしょうか。半分に切って、キウイのようにスプーンで身の部分をくるりとえぐって食べます。フェイジョアを使ったお菓子もよく見かけます。盛りだくさんなファームツアーで身も心も大満足です。

アグロドームのファームショー&ファームツアーは大人も子供も、動物好きにおすすめです。JTBでは、オークランド発着でロトルアを訪れる日帰りツアーを各種提供しています。ワイトモ鍾乳洞やテ・プイア見学などと組み合わせてファームショー、ファームツアーに立ち寄るツアーもあります。

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