ニュージーランド、地熱による蒸し料理「ハンギ」を食べてみよう

JTBニュージーランド
メェ子

ニュージーランド北島のロトルアは今も活発に活動する地熱地帯です。ポフツ間欠泉で有名な地熱公園のテ・プイアでは、この地でマオリが古くから受け継ぐ伝統の調理法「ナ・ファ」を利用した蒸し料理「ハンギ」が楽しめます。JTB現地スタッフがご紹介します。

テ・プイアで楽しむ、噴気孔を利用したマオリ伝統の蒸し料理「ハンギ」

マオリの伝統料理ハンギ(Hangi)は、野菜や肉類を濡れた布や葉などに包み、それを熱した石の上に置いて、その上に盛り土をし、地中でじっくりと蒸し焼きにするというもの。一方、テ・プイアのハンギは、ちょっと調理法が異なります。ナ・ファ(Nga Wha)を利用するというもの。ナ・ファとはマオリの言葉で温泉あるいは噴気孔の意味だそう。噴気孔を使って蒸すのが、この地のマオリ伝統のハンギ料理です。

ナ・ファ(噴気孔)に入れて蒸します。

ジャガイモやかぼちゃ、トウモロコシ、キャベツなど数種類の野菜、鶏肉などの中から好きな食材を選び、それらを蒸し器に入れて噴気孔へ。2時間ほど蒸します。地熱だけでじっくりと蒸すことで食材の余分な脂も落ち、とてもヘルシーなお料理に。それぞれの素材の旨味が活かされ、自然の恵みたっぷりのランチです。お好みのソースをかけるなどして食べます。ポフツ間欠泉を間近に見ながらのピクニックランチは、テ・プイアならではの体験です。

お肉はラム肉です。ラー油とチリを混ぜた特製辛口ソースでいただきました。

数種類のお野菜。自然の恵みたっぷりのランチです。

ここで紹介したマオリ伝統のナ・ファを利用しての蒸し料理ハンギは、JTBの現地ツアーには含まれていませんが、JTBが提供するロトルアを訪れるツアーでも、ロトルアのさまざまな魅力に触れられます。
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