ニュージーランド鉄道旅行の楽しみ方[2023年5月]

JTBニュージーランド
メェ子

トランツアルパイン鉄道

南島の玄関口、東海岸のクライストチャーチから西海岸のグレイマウスを結んで島を横断する鉄道、トランツアルパインはニュージーランドの美しい風景を楽しめる路線として世界的に有名です。

全長223kmの沿線を1日1往復運航しており、地元の人の移動手段として利用されているほか、観光列車としても人気を集めています。

南島を東西に横断するトランツアルパイン

車窓からは絶景の連続

乗客が景色を見渡せるよう、大きくとられた車窓には雪を頂くサザンアルプスや広大な谷、そしてワイマカリリ川の流れなど、絵画のように美しい大自然が広がります。

沿線上には19のトンネルと4つの高架橋があり、車窓を眺めていて飽きることがありません。特に、川から73mの高さにあるステアケース橋は旅のハイライトのひとつです。

客車が新しく、快適に過ごせる点もおすすめのポイントです。座席はゆったりとしていて、大きめのテーブルが備えられていますし、イヤホンで音声案内が聞けるほか、頭上のモニターでは沿線の情報なども紹介しています。

さらに見逃せないのが車内グルメの充実ぶりです。売店ではサンドイッチやマフィン、スイーツだけでなく、サラダやカレー、ラムシャンク、パスタなどの食事メニューもあり、人気のカピティ・アイスクリームや国産ビール、ワインも購入できます。こちらもどうぞお楽しみに。

ワイマカリリ川にかかるステアケース高架橋。高さ73mです!

クライストチャーチからの日帰りのツアーも

日帰りツアーとして人気を集めているのが、クライストチャーチからアーサーズパス国立公園へのツアーです。クライストチャーチ駅、ツアーによっては郊外にあるスプリングフィールド駅からトランツアルパインに乗車し、沿線の中ほどにあるアーサーズパス駅で下車します。

乗車時間は乗車駅にもよりますが片道1時間半~2時間半ほど。沿線上には、映画「ロードオブザリング」や「ナルニア王国ライオンと魔女」などの撮影も行われた、大自然の宝庫。写真撮影スポットは数えきれませんので、カメラやビデオはお忘れなく。

アーサーズパス国立公園は標高2000mを超える山々がそびえる山岳地帯で、日帰りの場合はショートハイキングも楽しめます。

大自然の真っただ中にあるアーサーズパス駅

コースタルパシフィックも抜群の景色のなかを走ります。

トランツアルパインは南島の東海岸と西海岸を結ぶ鉄道ですが、クライストチャーチから東海岸を北上する鉄道、コースタルパシフィックも人気があります。

こちらはホエールウォッチングで有名なカイコウラ、ワインの産地として有名なブレナムを経由して港町ピクトンに向かう路線で、クライストチャーチから1日1往復で運行しています。

クライストチャーチからカイコウラまで日帰りで訪ねることもできますし、ピクトンからはフェリーで北島のウェリントンに渡り、そこからまたオークランドに向けて、鉄道の旅を続けることもできます。

日本のように運行本数は多くありませんが、長距離バスや飛行機などと組み合わせることも可能です。ぜひ、旅情あふれる鉄道の旅をお楽しみください。JTBのクライストチャーチ発の日帰りツアーでは、途中、ワイマカリリ川でのジェットボートや、のどかなカンタベリー平野の農場で羊の毛刈りを見学するこ ともできます。のびやかな風景の中で、スリリングなアクティビティとニュージーランドの生活文化を体験してみてくださいね。

コースタルパシフィック

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