ヒンドゥー教徒のお正月ディパバリ🛕
~光のフェスティバル~


JTBマレーシア支店

♦多民族国家マレーシアの祝日事情♦

マレーシアは主にマレー系、中華系、インド系の三つの民族で構成されていて、おおよその人種構成の割合としてはマレー系6割、中華系3割、インド系1割です。割合的にはかなりかたよりがありますが、お互いの民族や文化、宗教にまつわるイベントは国民一丸となってお祝いするのがマレーシア流。

例えば、ムスリムであるマレー系のラマダン明けをお祝いするハリラヤプアサと犠牲祭のハリラヤハジ、そしてチャイニーズ系のチャイニーズニューイヤーなどなど…それぞれの民族や宗教にとって大切な日はマレーシアの休日として認められています😌

♦ヒンドゥー教徒のお正月!ディパバリ♦

今月末10月24日にあるのはディパバリ(DEEPAVALI)というヒンドゥー教徒にとって、お正月にあたるとてもビッグでおめでたいイベントです。「光のフェスティバル」とも呼ばれ、悪に対する善の勝利を祝うお祭りとしても知られています。インドではディワリ(Diwali)と呼ばれていて、最大のお祭りだそう。

♦なぜ光のフェスティバル?♦

ディパバリの起源には様々な言い伝えがあり、祝い方なども地域によって異なるようですが、一番有名な説はインド二大抒情詩のひとつである「ラーマーヤナ」から由来する話です。ラーマーヤナとは主人公ラーマ王子とヒンドゥー教の神話がもとになっているお話です。


~ラーマーヤナ~
物語の主人公ラーマ王子は、謀略によって妻シータと弟と共に国外追放されてしまいます。そんな時、妻シータが魔王ラーヴァナに誘拐されてしまい、ラーマ王子は妻を救出するために悪魔たちと戦い、見事に勝利をおさめます。14年ぶりに国に帰還したラーマ王子を人々は街中の家の明かりを灯して、無事の帰還を祝ったそうです。この出来事から、光がディパバリのテーマになりました。

また、もともとは豊穣を祝うためのお祭りだったともいわれています。
ラーマ王子の勝利をお祝いするために多くの神々が集まったとされており、その中には豊穣と幸運を司る神のラクシュミもいました。ラクシュミが自分の家にも来て幸福が訪れるように、人々は家に明かりを灯して、お菓子を供えました。

*諸説あります。

♦お祝いの仕方♦

様々なお祝いの仕方がありますが、一般的には新しい服を着て、家族みんなで集まって食事をしたり、寺院へお参りに行ったりしてディパバリを迎えるようです。女性はヘナタトゥーというヘナの植物の葉のペーストを使ったボディーペイントをします。

家ではイルミネーションを飾ったり、キャンドルを灯し、夜になると盛大に新年をお祝いするために爆竹や花火が鳴り響きます。

日本ではお正月といえば静かに年を越すイメージがありますが、ヒンドゥー教徒にとってのお正月であるディパバリはとても賑やかです!!たくさんの家が爆竹を鳴らすので、かなり音は大きく、初めて聞いたときは衝撃でした。

また、花びらや砂、色のついたカラフルなお米を使ったコラム(kolam)というアートもディパバリには欠かせません!
この時期になると、毎年色鮮やかできれいな模様がショッピングモールに出現します。10月にマレーシアへ旅行で来られる方は見られるかもしれません。

Times Square

Sunway Pyramid

Suria KLCC

Suris KLCC

Pavilion

Four Seasons

♦多民族国家マレーシア最大の魅力♦

マレーシアでは一つの国の中でマレー・チャイニーズ・インディアの宗教や文化にまつわるイベントを体験できるのが、すごく魅力的です。
マレーシアに来られた際は、ぜひそれぞれの民族の文化や料理、イベントなどを体験してみてください!
良い思い出になること間違いなしです!

それではDeepavaliを祝う皆さま
Happy Deepavali!!
良い一日をお過ごしください✨

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