マレーシアの祝日~ムルデカとマレーシアデイ~

みなさんマレーシアの祝日についてご存知ですか？
日本に建国記念日や海の日、山の日、敬老の日などの祝日があるように、マレーシアにもイスラム教、仏教、ヒンドゥー教などの宗教のイベントやスルタンと呼ばれる州王や知事の誕生日による祝日があります。

もうすぐやってくるのが8月31日にあるMerdeka（ムルデカ）。そして9月16日にあるMalaysia Day（マレーシアデイ）です！
実はこの２つの祝日、マレーシアの独立に関するとても大切な日なんです。
ということで、祝日を迎えてしまう前に、この２つがマレーシアにとってどんな日なのか一緒に知っていきましょう💪

8月31日ムルデカ
マレーシアは1511年にポルトガルに占領されてから、約450年もの間オランダ、イギリス、日本、そしてまたイギリスの植民地として支配されてきた歴史があります。
ムルデカは、今から65年前の1957年の8月31日、長きにわたって他国に支配されてきたマレーシアがようやくイギリスから主権を取り戻し、マレー連邦として独立した日です。マレー語でムルデカは「自由」や「独立」を意味しています。

9月16日マレーシアデイ
マレーシアデイは1963年にマラヤ、北ボルネオ（現在のサバ）、サラワク、シンガポールがマレーシア連邦という1つの国になった日です。
ただ、シンガポールは2年後の1965年に分離独立しています。なので、57年前に現在のマレーシアの形になったばかりなのです😳こう見てみると、今の形のマレーシアが成立したのは結構最近なんですね。

ムルデカとマレーシアデイは混同しがちなのですが、簡単に言うと
ムルデカ：マラヤ連邦がイギリスから独立した日
マレーシアデイ: 北ボルネオ（サバ）、サラワク、シンガポールがマレー連邦と連合して、マレーシアという国ができた日

どちらもマレーシアの歴史の中で大切な日なので、国民が盛大にお祝いします。
なので、８月に入るとお店やレストラン、家など、街中のいたるところでマレーシアの国旗を見かけるようになります👀✨

６５年前の１９５７年。クアラルンプールのムルデカ広場には、イギリスからの政権譲渡の瞬間を目にしようと大勢の人々が集まっていました。午前0時、広場にあったイギリス国旗が降ろされて、国歌“Negaraku”（ネガラク）の演奏とともに、新しいマレーシア国旗が掲げられていったそうです。そして、マレーシア建国の父として知られている、トゥンク・アブドゥル・ラーマン初代首相が「ムルデカ！！」と7度叫んで自由を宣言し、マレーシアは新たな時代の幕を開けました。


マレーシアのナショナルミュージアム（MUZIUM NEGARA)の２階では、マレーシアの独立の歴史についての映像や記事、写真などが展示されていますので、興味がある方、もっとマレーシアの歴史について知りたい方はぜひ行ってみてくださいね🙌

【ミュージアム・ネガラの位置】
https://g.page/national-museum-of-malaysia?share

毎年8月31日の独立記念日は盛大にお祝いするために、国王・女王を筆頭に軍や警察、政府関係者が参加する大きなパレードが開催されていました。
コロナによるパンデミックで２年間中止されていたのですが、今年ようやく再開するそうです🙌🏻🌟２年ぶりのパレードなので、今年はスペシャルなイベントを用意しているのだとか…
中でもハイライトは、DBKL (クアラルンプールシティーホール）からムルデカスクエアまで国王と女王がロイヤルホースの馬車に乗って登場するところです！
２年ぶりのパレードなので、大盛り上がり間違いなしです！

＊イベント内容は当日変更する可能性があります。
＊混雑が予想されるので、コロナ対策には十分に気を付けてください。

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