マレーシア・世界遺産キナバル国立公園でラフレシアや食虫植物を探そう🌸🐛
ボルネオ島にあるキナバル山は東南アジアの最高峰
ボルネオ島にあるキナバル山は東南アジアの最高峰。地元のドゥスン族の間で祖先の魂が眠る地として崇められてきた聖なる山です。
山頂を目指すなら事前予約が必要でガイドと一緒に登りますが、富士山より高い山なので服装や靴、雨具、非常食など登山用の準備をしていきましょう。
山頂に登らなくても十分楽しめるハイキングコースもありますよ!
キナバル自然公園の豊かな自然
標高4100mのキナバル山を中心としたキナバル自然公園は、標高が高くなるにつれて熱帯雨林のジャングルから針葉樹、高山植物などさまざまに植物相が変化し、その環境に合わせて多種多様な動物が繁殖しています。
世界最大の花ラフレシアや食虫植物のウツボカズラのほか5000種以上の植物、絶滅が危惧される動物も多数生息していることから、この環境を保護するため2000年に世界自然遺産に登録されました。
ラフレシアに出会えるかも!?
ハイキングではいろいろな珍しい動植物を観察できますが、運がよければ天然記念物ラフレシアを見ることができるかもしれません。
ラフレシアの花は直径1メートルにもなり、世界一大きい花として知られています。光合成ができないので、他の植物に寄生して成長します。
ラフレシアは「奇跡の花」とも呼ばれていて、つぼみの期間が約9か月もあるのに対し、花が開くと3~5日しかもたないのがその理由です。
旧日本軍が掘り当てたポーリン温泉
キナバル公園から車で20分ほどのところに「ポーリン温泉」があります。
この温泉は太平洋戦争時代に日本軍が掘り当てたもので、その後放置されていましたが、1970年代に整備され国立公園の一部となり、今では多くの観光客が訪れるようになりました。ポーリンとはドゥスン族の言葉で「竹」を意味します。ポーリン温泉付近には背の高い竹が生い茂っています。
温泉の温度は49~60度。共同浴場には大小さまざまな風呂があり、自分で蛇口をひねって温泉を入れ、温度を調節します。共同浴場のほかに有料個室浴場、足湯のスペースもあります。
ハイキングの後に温泉に浸かってリラックスするのもよし、時間がなければ足湯だけでも十分疲れが取れます。広い温水プールもあるので、小さなお子様のいる家族連れにお勧めです。
ジャングルの絶景が楽しめるキャノピーウォーク
もうひとつ、キナバル公園に行ったら体験したいのが「キャノピーウォーク」。
地上40mの木に架けられた吊り橋で、もともとは自然や動物を観察するために作られたものですが、いまでは観光客に人気のアトラクションとなっています。
長さ157mにおよぶ吊り橋は、実際に渡ってみるとかなりスリリング。吊り橋が揺れないように、渡る人たちは一定の間隔を空けるようにして歩きます。ちょっと怖いですが、眼下に広がるジャングルは絶景です。
このほか、付近には滝や珍しい蝶を集めたバタフライファーム、コウモリの洞窟などもあり、ボルネオの熱帯雨林をじっくり楽しむことができます。
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オプショナルツアー(現地発着)MYR350〜世界遺産にも登録されているキナバル山の1500m付近に位置する公園と、ポーリン地区にある吊橋を渡るキャノピーウォークを楽しみましょう。