乗りこなそう!ヤンゴン市内のローカルバスYBSの乗り方

交通網の発達していないヤンゴン市民の足は、市内全域をすみずみまで網羅したローカルバスYBS(Yangon Bus Service)。一番の魅力は値段の安さで、路線バスを使えば、空港から市内の移動も格安になります。が、ともかく分かりづらいのが難点。

路線が複雑で路線図もあまりはっきりしていませんし、バス車体の路線番号がアラビア数字でなくビルマ語で書かれているものの多く、外国人旅行者にはなかなかハードルが高い移動手段なのです。

そんなYBSの利用方法の基本をご案内します。

YBSの料金・営業時間・乗り方

YBSは、ヤンゴン市内を網の目のようにくまなく走る人々の生活の足。その料金や乗り方をご紹介しましょう。
料金はどこで乗り降りしても同一料金の200K(チャット=約14円)。一部の路線は300K。また空港から市内を結ぶエアポートバスは片道500Kです。
料金は前払い制。
バスの前方ドアから乗り、ドライバーの脇にある料金箱に200Kを入れます。お釣りは出てきませんので、あらかじめ用意しておきます。
降りるときは後方ドアから。ドア脇にあるブザーを押して降ります。
多くの路線バスの最終バスは午後10時ですが、空港バスと一部の路線バスは24時間運行です。

旅行者に便利なバス路線は?

かつては300以上あったといわれるバスのルートですが、2017年に交通改革が実施され、現在では3分の1程度に整理されました。
とはいえ、その路線は、まだまだとても複雑さ。ローカルの人ですら、全体像はなかなかわからないのだとか。
路線バスを使いこなすのは、外国人旅行者にはかなりハードルが高そうですが、日本の国際協力機構(JICA)が路線図を作成していますので、参照してみては。
JICA ミャンマーバス路線

旅行者に特に便利なのは、
シュエダゴン・パゴダ~ミンガラー市場を結ぶ8番。
スーレー・パゴダ、シュエダゴン・パゴダ、チャウッタージー・パゴダを結ぶ29番
ダウンタウンを循環する56、57、58番。
ヤンゴン南北を縦断し、スーレー・パゴダ~ミャンマー・プラザ・アウンミンガラー・バスターミナルを通って、北のローガ動物公園までを結ぶ36番。
アウンミンガラー・バスターミナルと南部方面に行くバスが集まるダゴンエア・バスターミナルとを結ぶ17番。
などでしょう。

バス利用の注意点

空港バスを除きYBSの各バスは、行先、バス番号などがビルマ語で表記されているものも多くあります。
バスを利用する場合には、ビルマ語の数字を知っておくといいでしょう。
また、旅行者などが多い繁華街ではバス停とわかるバス停もありますが、その他の地域では一見しただけではわからないバス停も中にはありますので、最初は迷ってしまうかもしれません。

グーグルストアやアップルストアにはYBSの路線がわかるアプリがありますので、それらをダウンロードしてバス停を確認しておくと、より安心が増すかもしれません。

読める!?バスもバス停も、数字がビルマ語表記の場合も。乗りたいバス番号の文字を確認しておきましょう。

路線バスに乗れるようになると、滞在地への親近感がぐっと増して旅がいっそう楽しくなります。YBSは路線網が多く、また表記もビルマ語の者も多く、じゃっかんハードル高めですが一度トライしてみては。

時間があまりない方や効率よく観光ポイントを回りたいという方は、ヤンゴン発のオプショナルツアーもおすすめです。夜のシュエダゴン・パゴダ巡りや、ミャンマーの歴史に触れるツアーなど、オプショナルツアーならではの魅力に出合えますよ!

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