【ソウル】韓国ドラマの舞台！世界遺産の昌徳宮（チャンドックン）へ行こう！

韓国ドラマの舞台！世界遺産の昌徳宮（チャンドックン）へ行こう！

ソウルにある世界遺産「昌徳宮」は、韓国を代表する歴史的建造物です。「李氏朝鮮時代の王宮で、韓国の文化と歴史を感じたい」という人はぜひお読みください！

※ドラマや映画の撮影の場合、一部の宮殿によっては国家遺産庁の許可が必要となるため、際の宮殿を縮小して具現されたセット場で撮影する場合もあります。

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首都ソウルの中心部に4万3千平方メートルもの敷地を有する昌徳宮は、韓国旅行で必ず訪れたいモニュメントの一つ。風水地理学に基づいて配置された13棟の宮殿と、自然と調和した見事な庭園が、訪れる観光客を魅了しています。

陰陽五行思想に基づき緑・青・赤・黄・白に建造物を塗る「丹青」が施された王宮と、風水の考えに基づいた美しい庭園は、国宝に指定されたものもあります。1997年には、韓国の歴史と文化を象徴する重要な建造物として、ユネスコの世界遺産にも登録されました。

歴史は古く、建立は1405年。李成桂（イ・ソンゲ）を始祖とする李氏朝鮮の王宮である景福宮（キョンボックン）の離宮として建造されました。1592年、豊臣秀吉の朝鮮出兵として知られる文禄・慶長の役でほとんどが消失する憂き目に遭うものの、1615年に再建。以降、約270年にわたって公式行事を行なったり、王族が生活をしたりする場として使われます。

宮廷内にある楽善斎は、日韓両国の懸け橋として朝鮮末期の王族、李垠（イ・ウン）殿下へ嫁いだ大正時代の皇族、梨本宮方子（まさこ）妃の住まいでもありました。

昌徳宮は、地下鉄3号線安国（アングッ）駅より徒歩約5分。ソウル特別市の中央に位置する鐘路区（チョンノグ）にあります。

交通アクセスは良好ですが、ハングル語に自信のない人は途中で迷ってしまうかもしれません。
言葉が不安な場合はガイドが同行するツアーを利用しましょう。

昌徳宮の住所
ソウル特別市 鐘路区（チョンノグ）臥龍洞（ワリョンドン） 2-71
道路名住所: ソウル特別市 鐘路区（チョンノグ）栗谷路 99

昌徳宮の営業時間
【2～5月、9～10月】9：00～18：00、最終受付17：00
【6～8月】9：00～18：30、最終受付17：30
【11～1月】9：00～17：30、最終受付16：30
※「後苑特別観覧エリア」は異なる場合があります。

昌徳宮の休業日
月曜日
※月曜が祝日の場合は営業し、翌日が休業になります。

アクセス方法
地下鉄3号線安国（アングッ）駅下車、3番出口より徒歩5分

※ドラマや映画の撮影の場合、一部の宮殿によっては国家遺産庁の許可が必要となるため、際の宮殿を縮小して具現されたセット場で撮影する場合もあります。

昌徳宮は、李氏朝鮮時代を舞台とした韓国時代劇ドラマによく登場します。

厳しい身分制度の中、ひたむきに生きる主人公の成長を描いた韓国の歴史ドラマは力作ぞろい。中でも、宮廷を舞台にした作品は人気です。権謀術数渦巻く中での人間模様に夢中になる人も多いのではないでしょうか。
そのようなドラマをきっかけに韓国旅行を計画され、「大好きな作品の舞台で記念写真を撮りたい」「李朝時代の建築をこの目で見てみたい」という方も多いでしょう。

日本では、2003年に放映された宮廷の女官が努力と機転でさまざまな困難を乗り越えて幸せになる名作ドラマが社会現象とも言えるブームになりました。

しきたりの多い宮廷でがんばるヒロインの健気な姿は、女性を中心に大人気！彼女の前向きで素直な性格が共感を呼び、関連する韓国料理の書籍なども多数出版されました。

韓国独自の建築と庭園設計が魅力的な、昌徳宮のみどころとポイントを紹介いたします。

●門は「敦化門」「仁政門」をチェック！

敦化門は、王族が通った昌徳宮の正門です。韓国に現存する最古の門と言われており、堂々とした2階建ての楼閣型木造建築に思わず感嘆させられます。

仁政門は、公式行事が執り行われた「仁政殿」への門です。門をくぐって、李氏朝鮮時代の高級官吏になったような気分を味わってみませんか。

●「仁政殿」「宣政殿」などの王宮や「水剌間」へ行こう

昌徳宮の敷地内にある建造物は、陰陽五行説に基づいて宇宙を表現した緑・青・赤・黄・白に塗られています。

実際に歩いてみると、良い「気」が循環するという風水の考えに従った絶妙な配置に建てられていることが体感できます。

昌徳宮の中心にあるのは、仁政殿（インジョンジョン）。さまざまな儀礼や公式行事が執り行われた宮殿で、韓国の国宝第225号に認定されています。

宣政殿（ソンジョンジョン） は、王と官吏が議論をした建物です。難関として有名な官僚登用試験「科挙」の試験会場でもありました。

王が日常生活を過ごした熙政堂（ヒジョンダン）、王妃の生活空間であった大造殿（テジョジョン）も見逃せません。アンティークとして人気が高い李朝家具がしつらえられた空間で、身分の高い人の生活に思いを馳せてみましょう。

フランスから輸入した車や、身分が高い人の移動手段である輿、軺軒（しょうけん）などを保管した御車庫（オチャゴ）などに、当時の生活様式がしのばれます。

李朝の王族と婚姻した皇族の李方子妃が晩年を過ごした楽善斎（ナクソンジェ）は、妾や女官が余生を送った建物でもありました。

水剌間（スラッカン）は王宮の台所です。内医院（ネイウォン）医療を担当したところです。

●自然と調和した庭園「自由観覧」「後苑特別観覧」エリアも見逃せない

一般的に東アジアの宮殿建築は左右対称に設計された中庭を特徴としていますが、昌徳宮の庭園は、自然の地形を活かして設計されています。

梅、楓、栗、松などが植樹され、季節によっては花見も堪能できます。

庭園をゆっくり散策しながら、ハスが咲き誇る池のほとりにある風雅な東屋（あずまや）などをご鑑賞ください。

昌徳宮の庭園は、自由に散策が可能な一般観覧（自由観覧）エリアと、ガイドが案内する制限観覧（後苑特別観覧）エリアに分けられています。

「後苑特別観覧」は約90分のコースで、入場券の購入とガイドによる解説が必須です。英語、日本語など言語別の解説を聞きながら進むので、自由な散策はできません。

涵陽門からはじまり、芙蓉池、不老門、愛蓮池、演慶堂、觀欖池、玉流川を経て敦化門へ戻ります。

通常の所要時間は90分ですが、夏の猛暑日や冬の極寒日は70分に短縮されます。

かなりの距離を歩くので、履き慣れた動きやすい靴で参加しましょう。

人気の高い「後苑特別観覧」入場券は、各回ごとに100人限定販売です。

50枚はインターネット予約、残る50枚が当日販売分ですが、開花する春など歩きやすい季節はハイシーズン。観光客が増えるので、予約が難しい場合もあるでしょう。

※マイバスのツアーでは「自由観覧」エリアへのご案内致します。

韓国時代劇ドラマは、豪華な衣装と俳優の情感たっぷりの演技で、日本でも大人気です。

大好きな作品の舞台になった場所へ行き、ドラマの登場人物の気持ちになったような経験をしてみませんか？

昌徳宮は、韓国へ行ったらぜひとも訪れたい観光スポットです。

絢爛豪華な建築、自然と調和した美しい庭園、シックな李氏朝鮮時代の調度品と、多数の見どころに感動させられるでしょう。

とはいえ広大な敷地の園内を効率的に見て回ることは、初めて行く場合や韓国語に不安がある人には難しいものです。

昌徳宮を思いっきり楽しみたい人は、ぜひJTBツアーをご利用下さい。

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