アンコールワットの生まれ故郷!?神秘の地プノンクーレンへ
プノンクーレンとはシェムリアップにある山のことです。しかしこの山、ただの山ではありません。
世界遺産アンコールワットの石はここ、プノンクーレンから運んで作られました!それ以外にもここには巨大な岩から生まれた涅槃像や、川の中の千本リンガなど神聖な見どころが満載です。
大きな岩からこんにちは!涅槃像がお出迎え
山のふもとから車で30分程登るとプノンクーレン参拝の地へ到着です。400メートルの山です。進んでいくと、何やら二階建てほどの高さの建物が。階段を登っていくと、階段の真横には巨大な岩が見えます。そのまま入り口に入ると…部屋の中に巨大な涅槃像がありました!
驚きなのはこの涅槃像、階段横から見えていた岩のてっぺん部分じゃありませんか。なんと巨大な岩が涅槃像の正体でした。圧巻です。一枚岩の涅槃像は本当に神秘的でした。下から見なければ岩から生まれているなんてわからないくらいです。神々しさも増します。触ると自分の体のその部分が良くなるとか…私は頭をタッチさせて頂きました。どのくらいで効き目が出るか、楽しみです。
そして、この大きな岩が昔はもっともっとたくさん地下に埋まっていたため、この石を切って、アンコールワットの素材になったのです。ちなみに運んだのは象さん。つまりアンコールワットはMADE IN プノンクーレンということですね。
神聖な川の中の彫刻と千本リンガ
涅槃像を参拝した後は、川の方へ向かいます。階段を降りたらすぐに、「リンガ」と呼ばれる石の造形物がありました。リンガは男性の象徴と言われ、リンガに水をかけることでその水は聖水となり、子孫繁栄に繋がるとヒンドゥー教では信じられているほど神聖なものなのです。
そして、ついに川へ到着。カンボジアに来てから自然の中の川って久しぶりに見ました。その川の中に先ほどのリンガが大量に見え隠れ。これが千本リンガと呼ばれています。川の中の彫刻は水の量によって見え方が違ったり、水量が多いと見えなかったりします。川の中から見えるヴィシュヌ神も魅力的です。まさか川の中まで遺跡があるなんて!と、ここが聖なる地であることを改めて実感できました。
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