インドらしくないインド「天空の楽園ラダック」
インドらしくないインド「天空の楽園ラダック」
インドについて、雑然としていて賑やかというイメージをお持ちの方も多いと思います。今回は、そんなイメージを覆す、落ち着いたインドをご紹介します。ヒマラヤ山脈に位置する「レー・ラダック」です。雄大な自然やチベット仏教の醸し出す雰囲気に、心癒されます。
レー・ラダックの基本情報
レー・ラダックは、標高3000mを越える山岳・高原地帯に位置している為、観光出来るシーズンが4月~10月上旬までに限られています。富士山の山頂を越える地域もありますので、高山病対策が必要です。高山病対策の薬を飲んだり、到着日の日程にゆとりを持つなどの工夫をして下さい。真夏でも30度を越える日は稀ですが、「1日に夏と冬がある」と言われる程、寒暖の差が激しいのが特徴です。私が訪問した9月でも、半袖で外出をしている日もあれば、厚手のダウンジャケットを着なければならない日もありました。
他のインドの地区と違って、主な宗教はチベット仏教です。人々もチベット系民族の方の顔を良く見かけます。日本人の顔つきと似ている事もあり、何となくホッとする雰囲気です。
お酒を提供するレストランを見つけるのは、デリーやムンバイと比べて難しかったです。人前でお酒を飲む事を控える現地の方の生活習慣を反映しているのではないかと思います。ですが、かなりの高地にいますので、お酒は控えた方が無難かも知れません。
フォトジェニックなレー・ラダック
インド発祥の仏教の源流を色濃く引き継いでいるチベット仏教の中でも、レー・ラダック周辺は、中国の文化大革命の影響を受ける事がなく寺院が今に残っています。真っ青な空と、美しいインダス川の畔に聳え立つゴンパ(チベット寺院)は、絶好のインスタポイントです!チベタン独特の色使いと、大自然が織り成す色彩は必見です。ゴンパの中で、川の流れや爽やかな風を感じていると、心癒され、他のインド観光地とは、違った魅力を感じる事ができます。
レーのメインバザールも外せません。大通りでは、野菜や果物を露天で売っていたり、お洒落なお土産屋さんが軒を連ねています。少し路地裏に入ると、また雰囲気が変わり、昔ながらの石造りの建物を見る事が出来ます。
仏教寺院もマーケットも、チベット独特の色彩と自然とのコントラストが素晴らしく、カメラが手放せません。
秘境!自然の美しさパンゴンレイク
レー中心部より、車で5時間!?数々の山(世界で3番目に高い峠を含む)を越えてやっと辿りつく事が出来るのが秘境パンゴンレイクです。しかし、そんな過酷な道のりも打ち消してくれるのが、湖の絶景です。水の色が驚く程透き通っていて、深い青やエメラルドグリーンになっています。周りの雪山、青い空とのコントラストは息を飲む程です。湖畔に宿泊施設がありますので、1日の内に見せる様々な湖の景色をお楽しみ頂けます。標高は4,300mに位置しているので、ネット環境は整備されていませんが、この時くらいは下界の煩いを忘れて、どっぷりと大自然に浸るのも良いのではないでしょうか?
近年では、インド人にとって特別な観光地になってきました。それは、インド映画「きっと上手くいく」のラストシーンがパンゴンレイクで撮影されたからです。日本でも大ヒットしたので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私はあのシーンはヨーロッパで撮影していると思い込んでいました。そのくらい他のインドの観光地のイメージとは違う魅力があります。
もう普通の絶景では物足りないという方は、パンゴンレイクにお越し下さい!
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