チェンナイ 空港から市内へのアクセス方法(2020年版)


JTBインディア スタッフ

※この記事は2018年11月現在の情報を元に加筆・修正を実施しました

かつてはマドラスと呼ばれていたチェンナイは、ベンガル湾に面し南部インドの経済・貿易の中心となっています。その発展とともに悩みとなってきたのが交通渋滞。そこで近年、地下鉄や高架鉄道(MRTS)の開通に力を入れ、2016年には空港からの地下鉄も一部開通しました。日々その姿を変えつつあるチェンナイの、空港から市内へのアクセス方法をご案内しましょう。

市の中心から17キロ離れた空港

チェンナイ国際空港は市内中心部から約17キロ南西に位置しています。それほど遠い空港ではないのですが、主要道路は1日中渋滞しているため、例えば多くの人が利用するセントラル駅へは、ラッシュではない時でも時間がかかります。渋滞すると到着時間が見えないのもつらいところです。

空港~市内のプリペイドタクシー

最も手軽な手段はタクシー。空港から市内へはプリペイドタクシーが一般的で、市内中心部までの料金の目安は350ルピー(1ルピー=約1.7円)程度です。
プリペイドタクシー以外にも、日本でもお馴染みの「Uber」や現地の「OLA」という配車アプリもよく使われています。所要時間は30~40分程度が目安です。

海岸線から1kmほど内陸を走る高架鉄道(MRTS)

空港の近くには高架鉄道(MRTS)の駅がありますが、空港ターミナル駅ビルを出て数百メートル進んだところにある「ティルサラム」駅が最寄り駅となります。チェンナイの主要な鉄道駅の一つ「エグモア」駅に、30分程度で到着します。 しかし、高架鉄道は地元の人の通勤、通学でよく使われており朝夕のラッシュ時は大変な混雑となるため、大きな荷物がある場合には避けた方が無難です。またMRTSは、セントラル駅には接続していないので注意が必要です。

地下鉄1号線がオープンして、アクセスがかなり楽に!

このように市内へのアクセスが若干めんどうだった空港ですが、2016年秋に空港からの地下鉄が開通し、また2017年5月に、すでに開通していたグリーンラインがさらに延伸し、かなり便利になりおすすめの交通手段です。

空港を通るのはブルーラインです。朝6:00から夜22:00まで、通常は20分間隔、朝夕のラッシュの時間帯は10分間隔で運行しています。
空港駅から4駅目の「Alandur」駅で、すでに開通しているグリーンラインと接続もできます。

将来的にはさらに拡張する予定で、空港からの移動が電車を利用することで本当に楽に便利になりそうです。

なお、空港~ネルー公園まで:60ルピー(チケットの種類によって価格が変わります。2018年11月現在)
<料金表> https://chennaimetrorail.org/wp-content/uploads/2018/05/Fare-Chart-including-Stage2B.pdf
インドはものすごい勢いで変化しているので、チェンナイもこれからさらに便利になると思います。活気と勢い溢れる南インドの街へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。

素のインドを楽しめるチェンナイはもちろん、王道のインドを楽しみたい方、インドに初めて行かれる方にはインド北部の世界遺産タージマハルもおすすめです。

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