【バリ島】バリヒンドゥー教の新年「ニュピ」の過ごし方2021年版

JTBインドネシア
バリ子

コロナ禍のニュピの過ごし方

バリ島からこんにちは!
突然ですが、【ニュピ】はご存知でしょうか?

2021年3月14日(日)、バリ島はニュピを迎えました。
ニュピとは、バリ・ヒンドゥー教のサカ暦1943年の新年を祝う日です。

ニュピには4つの戒めがあります。外出禁止・火気禁止・仕事禁止・歓楽禁止。
この日は緊急事態でない限り外出は出来ません。
バリ島へ出入りするフライトも無く、島民は家から外に出ることは許されず、家の中で静かに祈りや瞑想の中で過ごします。
近年では、エコフレンドリーな日として世界各国から注目を集めているんですよ!

バリ島に住んでいると、このニュピは1年に1度の楽しみで、年に2回あってもいい!という声もあるぐらい、子供も大人も楽しみにしている特別な日なんです。

通常コロナ前はインターネット通信も遮断されますが、今回は万が一の緊急事態に備え、また家で過ごす方も多いため、ネット通信は一部使用できることになりました。

またバリ島内のホテルは【ニュピパッケージ】を販売し、この期間だけホテルでのんびりと過ごす人もたくさんいます。

サヌールの高級ホテル!ハイアットリージェンシーでの一コマ

プールでのんびりと(ハイアットリージェンシー)

家族で過ごす団らんの日でもあります(バリマンディラリゾートにて)

JTBスタッフ!スアルディカさんの場合

バリ島の場合、善(神様)だけではなく「善と悪」両方へのお祈りを必ず行います。
ニュピ前日は、悪霊を追い払うためお坊さんを呼び儀式を行なう家もあります。

★バリ・ヒンドゥー教では、すべての物事は善と悪、生と死といった形で必ず相反し、それらのバランスが維持され共存することで世界が成り立つとされています。この考え方を「二元論」とも言います。またバリ・ヒンドゥー教では高い場所に神がいるとされており、バリ島最高峰のアグン山は神々の座として崇められているんです!

バリのお坊さんによる儀式

家の前のお供え物。バリでよく見られる光景です!

バリ島名物アヒル料理も作りました!

スアルディカさんは「ペチャラン」です!

ペチャランとは?バリ島の伝統的な「地元警察」というところでしょうか!
各村々や地域の安全や交通を守るため、各エリアより選出され当番制で対応し、バリ島の男性陣が担います!
(普通の警察官よりかっこいいんですよ~!)

スアルディカさんはニュピの夜、朝4時~5時頃までこのペチャランを担当し、村の安全を守っていました!

暗くて見えませんが、深夜の見回りです!

来年こそは!

ニュピ前日に開催される、バリ島民が最も楽しみにしているオゴオゴパレードは、コロナウィルスの影響により昨年に引き続き今年も開催されませんでした・・。本当に残念です。

バリ島の子供たちに、そして観光客の皆さんが思いっきり楽しむことができるよう、来年こそは開催できることを心より願います・・・★

この記事を書いたレポーター

バリ子

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