インドネシアのバリ東部の見どころをご紹介
クタやジンバランのビーチ、ウブドの渓谷、スパやショッピング等をすでに満喫したバリ島リピーターにご紹介したいのが「東部エリア」。アグン山を擁した一帯はバリの歴史にとって重要な位置づけにあり、バリのルーツを知るのに興味深いスポットがたくさん。ゆっくり時間をとって新たなバリを見つけてみませんか。
ゴアラワ寺院(Goa Lawah)
11世紀に建てられたバリ島6大寺院のひとつ。見どころは寺院敷地の一番奥にあるコウモリの生息する洞窟。インドネシア語でゴア=洞窟、ラワ=コウモリを意味します。この洞窟はバリ・ヒンドゥー教の総本山、ブサキ寺院に続いていて、死者の魂の通り道になっていると言われています。「ゴアラワ寺院の洞窟を探検していたメングイ王国の王子が行方不明になった後、ブサキ寺院で発見された」「ゴアラワ寺院で飼われていた鶏が洞窟に逃げ込みブサキ寺院で見つかった」など、さまざまな言い伝えが残っています。クタから車で約1時間半~2時間ほど。
アラムゼンポール(Alam Zempol)
日本人女性がインドネシア原産の材料を使って開発したバス&アロマグッズ「アラムゼンポール」の工房が、バリ島東部のチャンディーダサにあります。バリのハーブやトロピカルフラワー、フルーツ、ココナッツオイル、ミネラル分豊富な粘土等から作られた石鹸やマッサージソルト、虫よけ、フレグランスなどは香りが自然で敏感肌の人や子供でも安心して使用できると評判。すでにバリのホテルのアメニティーとしても使用されています。製品はすべて手作りで、スタッフも工房のある村の出身者を採用しています。アラムゼンポールとは、インドネシア語でアラム=自然、ゼンポール=工房のある村にだけ咲いていたという花の名前を意味します。工房でも商品を購入できます。
スマラプラ王宮(Puri Semarapura)
バリ島部最大の町、スマラプラ県のクルンクン市の中心地にある王宮跡。18世紀に遷都されてからオランダ軍の侵攻によりカランアサム王朝が滅ぼされるまでバリの都として栄えた場所です。見どころは、「クルタ・ゴサ」と呼ばれる裁判所とその天井画です。1942年まで実際に裁判所として使用されていました。天井に描かれているのはカサマンスタイルというバリ独特の手法による「地獄絵」。悪いことをしたら罰せられますよ、という道徳的な教えが題材となっています。王宮跡の敷地内にはほかに美しい池に浮かぶように建てられた「バレ・カンバン」があります。かつての王家の休息所として使用されていた建物を復元したもので、ここにも天井画が描かれています。スマラプラ宮殿はバリ王朝の繁栄ぶりをうかがい知ることができる貴重な遺跡です。
タマンウジュン(Taman Ujung)
カランアサム王朝のもう1つの宮殿。迎賓と王族の静養のために作られたと言われています。水の王宮とも呼ばれ、ヨーロッパ建築の影響を受けた建物が特徴。1979年の地震によって崩壊して以来、放置され廃墟となっていましたが、2004年に公園として整備されました。
JTBでは2016年4月より、バリ島東部の見どころをめぐるツアーを販売する予定です。ランチは東部の隠れ家リゾート、アリラマンギスのレストラン「シーソルト」で。近隣にあるゴアラワの塩田で作られた天然塩を使用し、地元の郷土料理のほか各国料理を提供してくれます。ぜひお楽しみに!
また、JTBではバリ島のさまざまな魅力を楽しめるバラエティーに富んだツアーを販売しています。アヤナリゾートの名物「ロックバー」で夕日とカクテルを堪能、サンセットの名所ウルワツ寺院とケチャックダンスの見学、レンボンガン島で1日海遊びと島探検、バリを離れて世界遺産ボロブドゥールとプランバナン寺院を巡るショートトリップなど。旅の目的や嗜好に合わせてご活用ください。
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