バリ島をかしこく旅するコツとは?(空港・交通・チップ編)
バリ子
世界的に知られるエキゾチックなリゾートバリ島は、日々変化し続けています。数年前にデンパサールの国際空港が新しくなったり、さまざまなサービスが充実、改善されてきたり…そして2015年4月からは、ングラライ国際空港でこれまで必要だった「出入国カード」の記入、提出も不要になりました。そのほかバリ島を訪れるならぜひ知っておきたい、旅の基本情報と最新事情をご案内します。
出入国カードが廃止されました!
2015年4月現在、デンパサールのングラライ国際空港、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港、スラバヤのジュアンダ国際空港で、出入国カードへの記入・提出が廃止されました。カードの記入って、ちょっと緊張したり面倒なところもありますが、それが「なくなる」というのはそれだけバリでの滞在時間がちょっぴり伸びることを意味するので、私たちにとっては喜ばしいニュースです。
出入国カードは廃止されていますが、係員によるパスポートへの押印は、出入国時には変わらず必要ですので、必ず係員に押印してもらいましょう。(※出入国カードの廃止期間は予告なく終了する場合があります)
空港~市内への移動は?
デンパサール空港からの移動で、最も人気が高いのは、エアポート・タクシーです。
空港に乗り入れが許可されている専用タクシーで、空港1階、到着ゲートを抜けたエリアにある専用カウンターで行き先を告げてチケットを購入し、ドライバーにチケットを渡して行き先を告げればOK。料金前払い制なので、乗車中にメーターが動いているかどうかを心配する必要もありません。
料金と所要時間の目安は、クタまで4万5000~5万Rp(15~20分)、スミニャックまで6万Rp(20~30分)、ヌサドゥアまで9万5000Rp(30~45分)、サヌールまで9万5000Rp(30~45分)、ウブドまで19万5000Rp(1時間30分前後)など。ちなみに、インドネシアの通貨ルピア(Rp)は、日本円1円=100~110Rp前後。1万Rp=約100円なので、日本のタクシーよりもお値ごろです。レートのみならず基本料金も価格変動しますので、チケットカウンターでご確認下さい。
どうしても言葉が不安、なにかトラブルが起きたらどうしよう―― そんな方、特にご家族やグループ利用におすすめなのは、空港からホテルまでJTB専用車でお連れする空港~ホテル送迎プラン。日本語ガイドも付いてるので安心ですし、バスのなかで見どころや地元の最新情報などあれこれ質問しちゃいましょう!
市内での移動にはタクシー、シャトルバス
街中で気軽に利用するならタクシーが便利でしょう。現在ではほ多くのタクシーがメーターを導入しているので、値段交渉や下車時に高額な料金を請求される、などというトラブルも、以前に比べて少なくなりました。とはいえ、メーターのないタクシー、メーターがあるのに作動させないタクシーも中にはいますので、乗車時には確認して、メーターを動かしていないようなら「メーター・プリーズ」と声をかけましょう。
メーターの初乗り料金は約7000Rp。料金は距離や時間の併用で加算されますが、深夜の割増料金はありません。
シャトルバスも便利
バリ島の主要エリアを結ぶシャトルバス「クラクラバス Kura-Kura Bus」が運行され、島内の主な観光地などへの移動が、さらにラクになりました。
クラクラバスは、クタのDFS、ギャラリア・バリを発着する7路線を運行しています。クタ周辺のホテルや観光地を回るクタ線やレギャン線、各地区のホテルを中心に回るジンバラン線、ヌサドゥア線、サヌール線、個人ではなかなか行きにくいウブドまで行くウブド線などがあります。
料金はクタ線が2万Rpなど。そのほか1日乗り放題の1デイパス(15万Rp)やプリペイドICカード(ボーナス付き)などもあります。
クラクラバス・公式サイト(日本語):
https://ja.kura2bus.com/
チップはどうしよう
前述のとおり、1万Rp=約100円、10万Rpで約1000円と考えればいいでしょう。
海外旅行の場合、現地で多くの日本人が悩んでしまうのが、チップの問題。あげたほうがいいのかあげないほうがいいのか、いくらくらいが妥当な金額なのか…特にチップの習慣がもともとないアジアの観光地では、迷ってしまう問題です。
バリ島でも、もともとはチップの習慣はありませんでしたが、欧米のリゾート客を中心にチップが広まってきました。現在では、レストランやタクシーなどではチップがかなり自然になってきています。
じゃあ、どのくらいあげればいいか、これも人それぞれではありますが、レストランなら料金の10%以内(~1万Rp程度)、タクシーなら小銭のお釣り分、くらいが無難かもしれません。それくらいを目安にして、本当にいいサービスと実感した場合にはさらに上乗せする、くらいに気軽に考えてみてはどうでしょう。
チップはあくまで気持ちのやりとりですので、いやな思いを味わってしまった時には、ムリに払う必要なないですよ。
最終日も有意義な1日を満喫しよう!
バリからの帰国フライトはほとんどが深夜発なので、ホテルでのチェックアウトの後、1日をどう過ごすのか、バリ旅行者にはけっこう悩ましい問題です。荷物はあるし、ホテルに預けるならどこかへ出かけるにしても、いずれまたホテルに戻ってこなければなりません。それに空港までの移動方法も考えておかなければいけません。
こういった旅行者の悩みを受け止めて、帰国日プランが多く発売されています。深夜のフライトに備えて、最後の日をゆったりとエステでロングステイするプラン、できれば夕暮れに訪れたいタナロット寺院、ウルワツ寺院のケチャックダンスを楽しみそのまま空港へ向かうツアー、などさまざまです。JTBでは、帰国日オプショナルツアーを始め、ホテル~空港の送迎プランなどもご用意しています。ご自身のプランに合わせて、選んでみてはいかがでしょう。
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