【中国・北京】現地最新情報/2020年5月


JTB北京支店

新型コロナ疫が終息しつつある中国・北京の今をお届けします。

2020年1月下旬より新型コロナの影響を受け、長らく外出制限などが続いていた北京ですが、3月開催予定が延期となっていた全国人民代表会議(通称、全人代)が5月22日からの開催決定となり、全人代の終了と共に経済活動が中国全土でほぼ従来通りに再開されることが予想され、街には活気が戻り始めております。
とはいえ、防疫体制においては未だに厳しい措置が取られており、建物や施設へ入る際は検温・マスク着用・健康状態の提示を求められます。

健康宝と呼ばれる携帯アプリ。中国全土で健康状態の証明となる。

結果表示画面。身分証明書番号入力により健康状態を判別。

北京市内ショッピングモール

さて、街中を見ていきましょう。5月10日(日)の市内ショッピングモールの様子です。入口と出口が整備され、入口では警備員が非接触型体温計で来店者の検温をしています。37.5度以上の場合は入店不可となります。中に入るとかなりの人出でにぎわっていました。

ショッピングモール外観

ショッピングモール入口の検温風景

モール内の人出

モール内の様子。快晴です!

朝陽公園

この日はお天気にも恵まれ、最高気温も25度とポカポカ陽気で青空が広がっていました。池を隔ててお隣の朝陽公園まで足を延ばします。
この公園、面積は320ヘクタールと日比谷公園のちょうど2倍くらい、東京ドームなら68個分の広さという市民の憩いの場です。
マスク着用・唾を吐かない・密集して運動しない・ソーシャルディスタンス保持といった横断幕が貼られていました。

池の向こうが朝陽公園

公園内に貼られたスローガン

某ハンバーガーチェーン店内

入店時はもちろん検温がありますが、席数を半分以下に抑えている為、席が空くまで入店させてくれません。テーブルには向かい合って座らないようにとの貼り紙がされていました。
タッチパネルで注文・支払い(キャッシュレス)で済ませ、出来上がるとモニターに番号札が表示され受け取るだけなので店員さんとの接触・会話は全くありません。
店内にはお客様よりネット注文のデリバリー要員がたくさん待機していました。

通常の半分以下の席数

大きいテーブルも隣・向いに座らぬよう椅子をジグザグに配置。

ニューオータニ長富宮

こちらは日本人ビジネスマンやツーリストに人気のホテルですが、オフィス棟もあります。ロビーにはサーモグラフィーカメラを設置し、宿泊客や勤務者でない方は健康宝の結果表示を求められ、入館者名簿に氏名・携帯電話番号・身分証明書番号・体温を記入させられます。

こちらはホテルロビー入口

こちらはオフィス棟入口

エレベーター

エレベーター内での感染の可能性も指摘されている為、どこのビルのエレベーターでも人数制限を行い、直接ボタンに触れないようティッシュペーパーなどが備え付けられています。

4名以上乗らないよう注意の貼り紙がされています。

階数ボタンの上にティッシュペーパーが備え付けられています。

乗り物

地下鉄入口にはX線荷物検査台がありますが、その手前にサーモグラフィーカメラが設置されており、係員が目を光らせておりました。
タクシーには運転席と後部座席を仕切るよう一面にビニールシートが貼られております。中国では携帯電話からキャッシュレスで支払うことが一般的で現金のやり取りはほとんど発生しないから良いのですが、現金払いしかできない外国人には厳しいですね。
ビニールシートには運転手さんのお子さんが描いたのでしょうか?
中国加油(=中国頑張れ)の手作りポスターが微笑ましいです。

正面に黒く見えるのは空港と同じようなX線金属探知機。

コロナをやっつける女の子のイラストが可愛いです。

以上、海外からの入境者以外では新規感染者がほとんど出ていない中国ですが、厳しい感染防止対策を続け、一日も早い経済の回復を目指す北京の現状でした。

この記事を書いたレポーター

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