カナディアンロッキー：夏のベストシーズンとおすすめアクティビティ

カナディアンロッキーは、北米大陸を南北に縦断するロッキー山脈のカナダ国内部分で、アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、ユーコン準州にまたがっています。エリア内にはバンフ、ヨーホー、ジャスパー、クートニーの四つの国立公園があり、世界自然遺産に登録されています 。3,000m級の山々や氷河、エメラルドグリーンの湖などダイナミックな自然が広がり、ハイキングやカヤックなどのアクティビティも人気です 。年間500万人近い観光客が訪れるといわれるカナディアンロッキーは、カナダが世界に誇る自然遺産です ！

カナディアンロッキーの夏は湖の湖面の解ける6月から黄葉シーズンの9月までがベストシーズンです。大陸性気候のカナディアンロッキーは湿度が低いうえに寒暖差は大きく、真夏でも朝・夕の気温は10℃程度で、日中は天候にもよりますが20～25℃です。また、観光の移動距離が長い、山岳地であることから天気が変わりやすいです。おすすめの服装は重ね着が基本になり、日差しがきつい割りに風は冷たいので、薄手の風を通さない上着、ウィンドブレーカーやフリースが便利です。また、空気が乾燥しており保湿クリームや水分の常備をお勧めします。北緯51°、北海道よりさらに北に位置するバンフは、夏の日照時間が長く、夏至は朝4時前から、夜10時30分過ぎまで明るいです。さらに標高が高く、空気が澄んでいることから日差しがとても強いです。日よけ帽やサングラス、サンブロックの対策もお忘れなく。

最も美しいと言われる湖で、背後にある3,000m級のマウントビクトリアが湖面に映ります 。湖の色は氷河に含まれる岩粉が光に反射することでエメラルドグリーンに見えます 。見る場所や時間帯、季節によっても湖の色が変わります 。

神秘的なターコイズブルーで人々を魅了する湖で、旧カナダ20ドル紙幣のデザインにもなったことがあります 。背後にそびえ立つテン・ピークスと呼ばれる10つのダイナミックな山々も見所です 。

バンフの町からカナディアンロッキーの中央山脈帯に沿って絶景の続く観光専用道路、アイスフィールドパークウェイを北上するとコロンビア大氷原にたどり着きます。アイスフィールドパークウェイはその名の通り、氷河地帯を走る公園道路。道中、標高3500m前後の山々や氷河が目白押しです。人気No1アトラクション「アイス・エクスプローラー・ツアー」では、氷河の上を走行するために特別に仕立てられた、タイヤの直径1.5m 、6輪駆動の雪上車に乗り、コロンビア大氷原から流れ出す3番目に大きなアサバスカ氷河の上を旅します。このツアーでは氷河の上を散策する時間もございます。ぜひ氷河の上の貴重な体験をお楽しみください。

この湖は深い谷底に位置しており高台の展望台から湖を見下ろします。ペイトレイクも特別な色をしていますが、高い処から見下ろすことで、湖の色は1日の間にも変化します。湖の先に広がるミスタヤ谷（先住民の言葉でグリズリーベアの意）の壮大な景色も一緒にお楽しみください。

エメラルドレイクはその名の通り、湖面の色が宝石のエメラルドのような色をしています。1900年代初頭から景勝地として親しまれている歴史ある観光名所す。また、ヨーホー国立公園で最も大きな湖です。この湖ではカヌーレンタルが人気ですが、湖の浅い場所と深い場所では湖面の色が異なることがよくわかります。

22023年より、モレーンレイクは一般車輛の立ち入りが禁止となり、国立公園の運行するバスやツアー車両しか入れません。これは、環境保護と渋滞を緩和するためです。でも安心してください！ツアーに参加すれば、これらの絶景スポットをとても効率的に訪れることができます。

カナディアンロッキー観光の拠点になるのは、アルバータ州最大の都市カルガリーか、バンフ国立公園内に位置するバンフです。
これまではカルガリーへ足を運ぶためには西部のバンクーバーや中部のトロントの経由が必要でしたが、2023年5月より玄関口となるカルガリーへの直行便が成田からの就航しました。夏の間は成田発が月・木・土、カルガリー発が日・水・金の週3便。カナディアンロッキーへより気軽に訪れることができるようになりました。

バンフ、カルガリー発のその他のおすすめツアーをご紹介します。

2023年5月末時点の情報です。最新の情報はホームページなどでご確認ください。