まるでおとぎ話!カナダの犬ぞりで白銀の世界を走ろう!
冬のカナディアンロッキーで人気のアクティビティといえば
そりを引く元気なシベリアンハスキーたちと一緒に冷たい風を切って大自然の中を駆け抜けてみませんか?静寂に包まれた銀世界で、一生忘れることのできない貴重な体験になること間違いなしです!
かつては伝統的な交通手段の1つだった犬ぞり
バンフ国立公園内にあるバンフの町から西へ約45キロ、レイクルイーズ近辺が犬ぞりの出発地点です。30分コースは、レイクルイーズ付近の針葉樹林の間を駆け抜ける林間コース、60分コースはバンフ国立公園から大陸分水嶺を越えお隣のヨーホー国立公園までの道のりを進む16kmコースとあります。
犬ぞりの歴史は古く、その発祥はモンゴルでおよそ3万年以上も前に遡るのだとか!カナダでは移動民族や先住民族の狩猟者達が雪の多い厳寒の地域で伝統的な交通手段として使用してきました。 馬や牛より小さく、よりチームワークのある犬たちを用いる犬ぞりは狭い道や平野・森林地帯の長い距離を移動するのに最も都合がよく適した移動手段でした。スノーモービルの普及によって、その数は減少してきましたが近年ではレース競技やアクティビティとして人気があります。
人懐っこく人間好きな犬たち
犬種はシベリアンハスキー、その理由は長い距離を走れる持久力があるうえにスピードもあり、また非常に寒さに強いためだそうです。ソリは2名で乗車しますが、小柄な人が前方に乗る決まりで、男女一緒に乗車する場合は、女性が先頭に乗ります。
高度なトレーニングを受けた8~10頭の犬が1つのソリを引っ張る仕組みで、先頭の犬ほど若くてたくましい競技向きの犬のようです。犬たちは雪の中を走りたくてしょうがないのか、スタート前はいつも大興奮!犬ぞりが好き好きでしょうがないと言った様子がよくわかります。どこまでも広がる白銀の世界を、犬たちと猛スピードで駆け抜ける犬ぞり。強くたくましく、そして従順な犬たちが懸命に走る姿には、心うたれるものがあります。
どこまでも続く針葉樹林帯の絶景
そして最大のお勧めポイントは、ずばり次々に現れる絶景。カナディアンロッキーと言えば、夏のイメージが強いですが実はロッキーの山々が最も美しいとされるのが冬の季節なのです!雪化粧によって真っ白に輝くカナディアンロッキーの山肌には、何億年ものはかりしれない時間をかけて形成された地層をはっきりと見ることができます。
そりを引く犬たちのように強くたくましく聳えるカナディアンロッキーの山々が近くに迫り、山麓には青空に向かってまっすぐ成長した針葉樹林がどこまでも続きます。ずっと同じような景色が続くこともなく、視界の開けた場所を駆け抜けたり木々の中を蛇行しながらゆっくり進んだりと、景色は変化に富んでいて決して飽きることがありません。このまま犬ぞりの時間が終わらなければいいのに!と願ってしまうほど程の貴重な時間を過ごせること間違いなし。犬たちと一緒に白銀の世界を駆け抜け、非現実の世界を思いっきり楽しんでみませんか?