オーストラリアのワイナリー・現地スタッフがおススメする行ってみたい5つのエリア!

JTBオーストラリア
こあらさん

最近日本のお店でも見かけるようになってきたオーストラリアワイン。オーストラリア全土には65か所以上のワイン産地と2400軒を超えるワイナリーがあるのをご存じでしたか?オーストラリアワインの生産量は多く、その半分以上を世界へ輸出しています。オーストラリアのボトルショップ(酒屋)には安くておいしいオーストラリア産のワインが種類も多くたくさん並んでいます。勿論高級なワインもありますよ!今回は行ってみたいワイナリーの5つのエリアをご紹介します。

【南オーストラリア州】世界を代表するワインの産地-バロッサバレー

南オーストラリア州の南部はオーストラリア全体の半分ぐらいのワインを生産しています。6つの産地に分かれていますが、その中でもよく聞く名前がバロッサバレー(Barossa)です。バロッサバレーはアデレードの北70kmぐらいの所にあります。バロッサには150軒を超えるワイナリーがあり、その中でも有名なのが、「ペンフォールズ(Penfolds)」と「ヘンシキ(Henschke)」が高級ワインとして知られています。ワイン好きなら聞いたことありますよね。

ペンフォールズ (Penfolds)
高級ワインとして名高いのが「グランジ」。オーストラリアの最高峰の最高級赤ワインといわれています。なんと、1844年創業 そして1950年代グランジが誕生しました。当時はグランジのドライな味はあまり評判がよくなかったのですが、オーストラリアのいろいろな地域の畑でとれた最高級のシラーズ種のぶどうを中心にブレンドして作るという独特な作り方を守り続けて、後に高い評価を受ける事になります。 やっぱりいいものは語り継がれるんですね。またもっと身近でおいしくてリーズナブルな値段のBIN(ビン)シリーズもあります。ワイン雑誌で何度も賞を取っているワイナリーは外せないですね! 

Penfolds Barossa Valley Cellardoor 30 Tanunda Road, Nuriootpa, South Australia, 5355

ヘンシキ (Henschke)
そして高級ワインとして名高いもう一つのブランド、ヘンシキ。バロッサバレーのとなり、エデンバレーの標高の高い涼しい気候の畑で作られています。ペンフォールズが「グランジ」ならヘンシキは「ヒルオブグレイス(Hill of Grace)」です。樹齢150年以上のシラーズ100%のぶどうから作られる世界最高峰とまで言われる赤ワイン。この名前は「神の恵みの丘」(ヒルオブグレイス)という教会の側の畑から取れるという所から来ているらしい・・・ワイナリーにてヒルオブグレイスのテイスティングは事前に予約しないとできないですが、もっとリーズナブルなワインもあるのでこちらも試してみたいですね。バロッサバレーにはもっとたくさんのワイナリーがあります。今回は高級ワインをご紹介しましたが、日本でもよく売られている「ジェイコブ・クリーク(Jacob Creek)」などもありますよ。

Henschke Cellars 1428 Keyneton Road, Keyneton SA 5353

【西オーストラリア州】最高級ワインの生産地・マーガレットリバー

マーガレットリバーはパースより車で3時間の所にあります。マーガレットリバーのワインの生産量はオーストラリア全体でみると少ないですが、プレミアムワインの5分の1はここマーガレットリバーで作られているといわれています。絶景の宝庫と言われているパース郊外のワイナリー2件ご紹介。

Voyage Estate (ボイジャーエステート)
敷地内の手入れされた素敵で優雅な広いお庭。歩いているだけで癒されます。真っ白の建物も素敵です。中も天井が高く置いてある家具なども優雅です。併設されているレストランも人気が高く、ワインとマッチングした料理を提供しています。

Voyage Estate 41 Stevens Rd, Margaret River WA 6285

Leeuwin Estate (ルーウィンエステート)
1972年、ワイン造りの土地探しから始まった家族経営のワイナリー。1980年のアート・シリーズ・シャルドネが国際的な注目をあび、それ以来数々の受賞をしているワイナリーです。現在は世界30か国に輸出しています。ワイナリーには併設したレストランとアートギャラリーがあり、ワイナリーの野外ステージでコンサートを開いたりと、ルーウィンエステートではアートとワインの企画でツーリズムにも貢献しています。アートとワインお洒落な発想です。

Leeuwin Estate Stevens Rd, Margaret River, WA 6285

【ニューサウスウェールズ州】シドニー市内から日帰りでも行けるハンターバレー

ポコルビン(Pocolbin)という町を中心に150以上のワイナリーがあります。シドニー市内から2時間ほどですので十分日帰りは可能です。たくさんあるワイナリーから2つご紹介。この二つのワイナリーはオーストラリアのボトルショップでよく見かけるワインメーカーです。

マクギガンワインズ(McGuigan Wines)
大きな樽が目印のワイナリー。1992年に創業なので新しいメーカーではありますが、ここのワインはたくさんの賞を取っていてオーストラリアでは大変有名なメーカーです。広い店内でたくさんのワインのテイスティングができます。赤のスパークリングワインもあります。 そしてワイナリーの隣には「チーズカンパニー」というチーズ屋さんがあり、様々なタイプのチーズが売られています。ワインとチーズ、完璧です! 

McGuigan Wines Corner of Broke & McDonalds Roads, Pokolbin NSW 2320

ティレルズ (Tyrrell's Vineyards)
1858年に創業、そして5代続く家族経営のメーカー。160年以上も続く大御所です。初代のオーナーがワイン造りを始めた時の古い小屋が今でも残っています。ワインの品評会で数々の賞を取り今では50以上の国にワインを輸出しています。オーストラリアで初めてシャルドネを商品化し、ピノノワールの先駆者でもあるんですって。料金もリーズナブルなワインから高級ワインまであるのでお気に入りのワインを見つけられそう!

Tyrrell's Wines 1838 Broke Road, Pokolbin NSW 2320

樽が目印 マクギガンワインズ

【ビクトリア州】美食の街メルボルン近郊のワイナリー・ヤラバレー

美食の街として知られるメルボルン。住みたい街1位ということでも知られていますね。そんなメルボルンから車で1時間の所にヤラバレーはあります。ヤラバレーもワインの産地として有名な場所ですが、ワイナリー巡りの途中にチョコレート工場に寄ったりもできて楽しいです。さてヤラバレーのワイナリーは「ドメイン・シャンドン」と「イェリングステーション」をご紹介。

ドメイン・シャンドン(Domaine Chandon)
高級シャンペンのドンペリ(ドンペリニヨン)で有名なモエエシャンドン。そのモエエシャンドンがオーストラリアに作ったワイナリー。建物はさすがにおしゃれ! 外には広大なブドウ畑も広がり明るい室内でワインの試飲を楽しめます。スパークリングワインの種類の多さにわくわくします!洗礼されたレストランもおススメ。試飲をしてお土産用のワインをさがしていたらあっという間に時間が経ってしまいます。

Domaine Chandon 727 Maroondah Highway, Coldstream, VIC, 3770

イェリング・ステーション(Yering Station)
1838年にヤラバレーで最初にワイナリーを創業した老舗。レンガ造りの建物が老舗の貫禄です。ピノ・ノワールやシラーズのレゼルブで数々の受賞歴を重ねており、ワイナリーに併設されているレストランも大人気でいつも混みあっています。ガラス張りでビンヤードが見渡せるレストランで料理に合ったワインを飲みながら、おいしいものを食べる・・・幸せ。リーズナブルな値段で美味しいワインがたくさんあるのも魅力です。

Yering Station 38 Melba Hwy Yarra Glen VIC 3775

ドメイン・シャンドン テイスティング

【クィーンズランド州】ボトルショップでは手に入らないワインーシロメィワイン

クィーンズランド州にもワイナリーがあるんです! ゴールドコーストとブリスベンの中間、すこしブリスベンよりのマウントコットンという場所にあります。敷地に入ってからワイナリーの建物につくまでの途中になんとワラビーがピョンピョンと跳ねていつではないですか! 到着前からはしゃげます。このシロメィワインの名前の由来ですが、創始者のお名前がT.E.MORRISさんなのですが、このお名前を逆さからよむと、SIRROMET(シロメィ)になります。なるほど!ここのワインは街のボトルショップでは販売しておらず、プレミアムワインを扱うお店しか手に入らないのです。(オンラインでは購入できます。)ワイナリーにはワインがどのように作られるかが見られるツアーや、レストランとカフェは合計3つもあり、2020年の全豪の中で選ぶベストセラドアの一つに選ばれています。ゴールドコーストから1時間程ですので、是非足を運んでみてください!

Sirromet Wines 850-938 Mount Cotton Rd, Mount Cotton QLD 4165

畑と牧場が続く田舎道に突然出現する素敵なワイナリー。歴史を感じられる建物や、近代的のかっこいい建物と場所によって様々ですが、それだけでも楽しい。そして、ワイナリーに併設されているレストランは本当にどこも美味!おいしい食事とお気に入りのワインを探して、帰りにはお土産のワインを買って・・・幸せな1日を過ごせる事間違いなしです。

  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY16,396〜
    ※価格は予告なく変更になることがございます
    期間: 2023-08-28~2024-03-31
    日本で教師の経験もあるMr.ジョンさんの日本語ワイナリーツアー。ヤラバレーはメルボルンから車で約1時間の丘陵の斜面に葡萄園が連なる、オーストラリアを代表するワインの生産地です。4つのワイナリーを訪れながら、様々なワインの試飲をしていただけます。
    また、ワインにぴったりなチーズ盛り合わせの軽食をご用意します。さらに、普段は見ることができない製造現場も見学でき、ワインに関する美味しい・楽しいを満喫していただけるプランです♪

    ※ツアー当日はMr.ジョン、または別の日本語ガイドがご案内します。

この記事を書いたレポーター

こあらさん

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