サッカー・アジア杯開催地、ニューキャッスルはどんなところ？

シドニーの北約160km、車で約2時間のドライブで到着するニューキャッスルは、ニューサウスウェールズ州有数の文化都市の1つで、ニューキャッスル大学を抱える学問の街。

市街を見下ろす壮麗なクライストチャーチ大聖堂など、歴史的な建築が点在し、アートギャラリーの数は30以上。なかでもニューキャッスル美術館（Newcastle Art Gallery）は、先住民族の作品や開拓時代の絵画、そして充実した現代アートのコレクションを誇ります。内陸部に目を転じれば、有名ワインの産地、ハンター・バレーが広がっています。

サッカーのアジア杯2015で、日本代表の選手たちが走り回った舞台が、ニューキャッスル・ハンタースタジアム。サッカーファンの方は、ぜひ立ち寄ってみてください。ここでは、デビッド・ベッカム選手もプレーしたことがあるほか、ラグビーのナショナル・チームの対ニュージーランド戦や、対スコットランド戦などの試合が開催されています。

ハンター・スタジアム（Hunter Stadium）
住所：294 Turton Road, Broadmeadow

またニューキャッスルといえばサーファーの町。南半球で最大規模のサーフィンの祭典「サーフェスト（Surfest）」の開催地であり、海岸線には、サーフィンを楽しむのに人気のビーチがたくさんあります。

もちろん泳いだり、海辺でピクニックを楽しむのもおすすめの過ごし方。ノビーズ灯台が有名なノビーズ・ビーチ（Nobbys Beach）、岩場を切り拓いたプールが楽しいニューキャッスル・ビーチ（Newcastle Beach）、そのほかにもバー・ビーチ（Bar Beach）、ディクソンパーク・ビーチ（Dixon Park Beach）、施設が整ったメアウェザー・ビーチ（Merewether Beach）などがあり、いずれもトイレやシャワー、駐車場完備なのがありがたいです。

ただし、この辺りの波は、とても強く、沖へと流されるうねりにも要注意です。海岸で遊ぶ際は、赤と黄色の旗をまず探してください。この旗が立っている間は「安全」という意味なので、その範囲内で過ごすようにしましょう。

ニューキャッスル周辺の見どころもご紹介しましょう。

シドニーからニューキャッスルへ向かう途中の観光スポットとして、動物好き、生き物好きな方におすすめなのが地元の人たちに人気の動物園「オーストラリアン・レプタイル・パーク」です。ニューキャッスル方面へ向かうハイウェイからほど近く、シドニーとニューキャッスルのほぼ中間地点でもあり、ドライブの休憩にもちょうどよいロケーションです。その名の通り、巨大なクロコダイルやガラパゴスゾウガメ、長さ6.5メートル、重さ約130kgのパイソンなど、爬虫類は見所の一つ。もちろんかわいいコアラやカンガルーもいますので、爬虫類が好きな方も、そうでない方も、安心してお出かけください。

オーストラリアン・レプタイル・パーク（Australian Reptile Park）
住所：Pacific Highway, Somersby NSW 2250
電話：02 4340 1022
URL:https://www.reptilepark.com.au/

ニューキャッスル中心街の北に広がるのが、風光明媚なリゾート地、ポートスティーブンスです。シドニーからだと北へ車で2時間半。オーストラリア人に大人 気のエリアで、マリンスポーツや釣り、ブッシュ・ウォーキングを楽しみ、新鮮なシーフードを堪能－。自然を満喫して過ごす休日にぴったりの海辺の町です。

ポートスティーブンスは、イルカやクジラに出会えるクルーズツアーの拠点としても有名です。ネルソンズ・ベイの港から、船に乗っていざ出発。

この湾は、シドニー湾の約3倍の大きさがあるものの、流は穏やか。湾内には約160頭の野生のイルカが生息しているそうで、年間のイルカ遭遇率はなんと98%とのこと！ツアーに参加する場合は、ムービーやカメラの準備をお忘れなく。さらに5～11月は、イルカだけでなく、クジラも見られるホエール・ウォッチング・クルーズの季節が到来します。 JTBでも、イルカやクジラを見るクルーズ・ツアーは大人気。リピーター続出となっている自信作ですので、ぜひお見逃しなく！