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奄美大島
奄美群島は,九州本土の南に点在するトカラ列島と沖縄諸島の間に連なる奄美大島,加計呂麻島,請島,与路島,喜界島,徳之島,沖永良部島,与論島の8つの有人島からなる島々で,亜熱帯の豊かな森や美しいサンゴ礁などが多くの人々を魅了しています。
その中の奄美大島と徳之島は,アマミノクロウサギに代表される希少種を含む多様な生物が生息・生育していることが評価され,沖縄島北部,西表島とともに,令和3年7月に世界自然遺産に登録されました。
徳之島
奄美大島や沖縄島北部及び西表島と共に令和3年8月に世界自然遺産に登録された徳之島。
奄美大島と沖縄本島の間に位置しており、人口は約23,000人ほどで屋久島の半分の大きさの島です。
徳之島も奄美大島などと同様に独自の生態系が評価されるとともに、世界的にも貴重な固有種や絶滅のおそれのある動植物の生育地として重要な地域であることから、世界自然遺産として登録されました。
沖縄県北部
(大宜味村・東村・国頭村の一部)
ヤンバルクイナが生息していることで有名な、やんばるの森が広がる沖縄県北部も世界自然遺産の構成地域の一つです。
自然豊かなやんばるの森には、ヤンバルクイナだけでなく様々な動植物が生息しています。
西表島
西表島は、奄美大島や徳之島などとともに令和3年8月に日本としては5例目の世界自然遺産に登録されました。世界の中でも生物多様性が突出している地域の一つで、中琉球・南琉球を最も代表する区域です。
知床
海と陸の食物連鎖を見ることが出来る特別な自然環境が評価され、2005年7月に日本で3箇所目の世界自然遺産として登録された知床。
最後の秘境という名に相応しく、深く広大な森の中にはエゾジカやヒグマなど数多くの野生動物たちが独自の生態系を築いています。名前の由来はアイヌ語の「シリエトク」で「地の果て」を意味します。
春夏秋冬で様々な表情を見せる神秘の知床は今もなお、人の手の及ばない動植物の聖地、様々な環境が共存して作り上げられた自然美を見せています。
屋久島
屋久島は、今から約1400万年前、新生代の造山活動により姿を現したといわれています。
その75%は九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、標高1,500mを超す山々が連なり、その素晴らしさから「洋上アルプス」とも称されます。原始林には推定樹齢7200年とも言われる縄文杉を初め、樹齢1000年以上の屋久杉の大木が自生しています。
日本国内において積雪が観測される最南端でもあり、九州から北海道の気候が1つの島で見られる屋久島。この屋久島の全面積の約2割に相当する107.47km2が1993年12月に世界自然遺産に登録されました。
白神山地
1993年に屋久島に続いて日本で2件目の世界自然遺産に登録された「白神山地」。白神山地とは青森県南西部から秋田県北西部に広がる130,000haもの広大な山岳地帯の総称であり、そのうちの原生的なブナ林で占められている区域16,971haが世界遺産として登録されました。人為の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が東アジア最大級の規模で分布していることが強化されました。