一覧に戻る
一覧に戻る
世界一周の醍醐味、パナマ運河航行記念
2019.6.17
朝日が昇る1時間以上前だと言うのにデッキにはお客様がちらほら、綺麗な満月を見に来た・・・訳ではありません。本日は世界一周クルーズの中でもハイライトとなるパナマ運河の航行日です。
楽しみで眠れないなんていつぶりでしょう。スエズ運河以来、本航海ふたつめにして最後の運河です。パナマ運河は横幅が大変狭く、サン・プリンセスの横幅にプラス20cm程度の余裕しかありません。こんな水路入っていけるの?と皆様やや緊張感が走ります。
ロックと呼ばれる水門で区切られたスペースで、水位を変えながら進むサン・プリンセス。5階では岩肌が10cmまで迫り、水門の向こうは水位の違う運河が続いていたりとアドベンチャラスな出来事が立て続けに起こります。
途中でサン・プリンセスのフォトチームが岸壁に降りてお客様を外から撮影する場面も見られました。中でも目を引いたのはここ二日間で行われたパナマ運河航行記念ポスターを掲げているお客様です。メッセージや記念イラストなど力作を片手に満面の笑みがこぼれます。
運河の見所はロックだけにとどまりません。途中途中で見られる橋の通過も楽しみなポイントです。様々な形の橋を抜けるたびに臨場感でいっぱいの船上では歓声があがります。
こうして朝5時から夕方17時まで、実に12時間をかけたパナマ運河フェスティバルとも言うべき一日が終わりました。陸上での声援や黒ペリカン、アリゲーターまで応援にかけつけて最高の記念日、皆様もとっても満足そうでした~!
- キーワード
- ワニ
- パナマ運河
- ロック
- ミラフローレンス湖
- ガッツン湖
中村 風詩人(旅写真家)
- Profile
- 旅写真家。クルーズには10年以上毎月乗船しながら国内外10隻に乗船取材。旅した国は80ヶ国にのぼる。世界3周分の海の奇跡をまとめた写真集『ONE OCEAN』や船旅の目的地『小笠原のすべて』(JTBパブリッシング刊)を出版。同展示はキヤノンの協力を受け銀座・名古屋・大阪キヤノンギャラリー、仙台メディアテーク、高崎高島屋、東武宇都宮百貨店、水戸京成百貨店の全国を巡回。日本橋三越や各新聞社ホール、各客船上にて講演、全国のフォトツアーやコンテストの審査も定期的に行っている。