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魅力の宝庫、ローマからバチカン市国で壮大な歴史に触れる

2019.5.17

ローマ帝国の海の玄関口、チビタベッキア港へ入港しました。世界の中でも有数の歴史がある街として知られているローマへ向けて、いざ出発です!まず初めに訪れたのは、あの有名な円形闘技場コロッセオ。コロッセオとは、ラテン語の「巨大」という意味をもつ「コロッソ」という言葉にちなんでつけられたとか。紀元前72年に建てられたものが現在もこうして残されていることを思うと感慨深いものがあります。

コロッセオのそばには、もうひとつ古代ローマ帝国を象徴する建造物があります。それがこちら、パリにあるエトワール凱旋門のモデルにもなった「コンスタンティヌス凱旋門」です。1700年以上前からこんなにも美しいものが存在していたなんて・・・。

そして、ローマからヴァチカンカン市国へと移動し、イタリア美術の膨大なコレクションを誇るヴァチカン博物館にやってきました。収蔵品の製作年代は古代オリエントから現代にまでわたり、館内は年代やテーマ別に約25もの美術館・博物館があります。

ピナコテカからピオ・クレメンティーノ美術館、地図のギャラリー、ラファエロの間、システィーナ礼拝堂の順で見学。絵画、彫刻、タペストリー、地図など様々なジャンルがあり、海を渡ることのできない壮麗な作品に囲まれる時間はとても贅沢でした。

次にサン・ピエトロ広場へ。写真右側に小さな三角屋根の建物が見えますが、そちらがシスティーナ礼拝堂になります。礼拝堂の中は写真撮影不可なのでご紹介することはかないませんが、ミケランジェロの最高傑作「最後の審判」を見るためにローマのツアーを申し込まれた方も多かったようです。

そして、最後はサン・ピエトロ大聖堂を見学しました。堂内には、ミケランジェロ作「ピエタ」や、ベルニーニ作の大天蓋「バルダッキーノ」などの傑作が揃い、神聖な雰囲気はため息がでるほどの美しさです。一日たっぷりと観光して船に戻ると、客室にはフランスの国旗が配られていました。イタリアの旅は本日まで!サン・プリンセスは、明日カンヌへと入港します。

キーワード
ミケランジェロ
サン・ピエトロ大聖堂
ベルニーニ
天井画
ローマ

中村なかむら 風詩人かざしと(旅写真家)

中村風詩人
Profile
旅写真家。クルーズには10年以上毎月乗船しながら国内外10隻に乗船取材。旅した国は80ヶ国にのぼる。世界3周分の海の奇跡をまとめた写真集『ONE OCEAN』や船旅の目的地『小笠原のすべて』(JTBパブリッシング刊)を出版。同展示はキヤノンの協力を受け銀座・名古屋・大阪キヤノンギャラリー、仙台メディアテーク、高崎高島屋、東武宇都宮百貨店、水戸京成百貨店の全国を巡回。日本橋三越や各新聞社ホール、各客船上にて講演、全国のフォトツアーやコンテストの審査も定期的に行っている。
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