アユタヤ遺跡（バンコク近郊）で絶対訪れるべきスポット5選（2024年最新版）

バンコクの北約80kmに位置するアユタヤは、かつてタイ内陸の交易の中心として繁栄したアユタヤ王朝の都。現在は当時を偲ばせる遺跡が残され、世界遺産にも登録されています。バンコクから気軽に旅行できる観光スポットとして知られ、日中は象に乗って遺跡を見学できるほか、夜には遺跡が美しくライトアップされます。見所などをご紹介していきます。

アユタヤはバンコクから車で約2時間、およそ80km北に位置する古都。アユタヤ王朝の都として、1350年から約400年間栄えました。 大河チャオプラヤー川と2つの支流が合流する地勢を活かして水運交易で発展し、日本人町も誕生するなど、日本にも深いつながりがありました。しかし、その後隣国ビルマからの度重なる交戦で衰退しました。現在は当時の遺跡が歴史公園として保存され世界遺産にも登録されています。

個人でのバンコクからアユタヤへの行き方は、鉄道（フアランポーン駅）やバスなどのほか、チャオプラヤー川をさかのぼるリバークルーズなども人気です。

気候は1年を通して日差しが強く気温は30℃を超える高温多湿が特徴です。季節は11月～2月の乾季、3月～5月の暑季、6月～10月の雨季があります。高温多湿なので服装は涼しいものがおすすめですが、ホテルやレストランなど建物の中は冷房がかなり効いているところもあります。一枚羽織るものを持っていくことをおすすめします。

遺跡や見所あふれるアユタヤですが、特におすすめのスポットをご紹介します。主な見所は四方を川に囲まれた東西約7km、南北約4kmの島に集まっています。現在はアユタヤ歴史公園として整備されています。

ワット・ヤイチャイモンコン
アユタヤ朝の初代ウートーン国王が、ビルマでの留学を終えた僧たちのために建立した寺院。特に1592年に建てられた72mの大塔はビルマとの戦勝を記念して建てられ、周囲には多くの坐仏が安置されています。 アユタヤ駅から車で6分。

ワット・マハータート
1374年に建立された大寺院ですが、ビルマ軍との戦いで破壊され現在も補強修理はされつつも、基本的にはその姿のままに残されています。中でも菩提樹の木の根に覆われた仏頭は迫力があります。アユタヤ歴史公園内にあります。

ワット・プラ・シーサンペット
1491年に建立された王室守護寺院。かつては16mの黄金仏がありましたが、ビルマとの交戦で破壊されました。現在はアユタヤ朝中期に建立された3基の仏塔のみが残っています。アユタヤ歴史公園内にあります。

ワット・ラーチャブラナ
1424年に建立された大塔。その後クメール様式の塔や礼拝堂が増築されました。1958年の修復作業の中では塔内部から宝物や壁画が発見されました。 アユタヤ歴史公園内にあります。

ワット・プララム
アユタヤ朝2代王が、初代ウートーン王を祀るために1369年に建てた寺院。ほかの寺院と同じくビルマ軍に破壊され、現在はクメール様式の塔やそれを囲む仏塔などが残されるのみです。アユタヤ歴史公園内にあります。

アユタヤ歴史公園内のワット・マハタート、ワット・プラ・シーサンペット、ワット・ラーチャブラナ、ワット・プララムは夜にはライトアップされ、昼とは異なる美しい姿を見せます。夜の遺跡観光も楽しめます。

アユタヤ歴史公園内を象にのってのんびり散策することができます。エレファントキャンプ周辺を回る10分程度のものから、近くの寺院までの30分の散策コースまでいくつかのコースがありますので時間の余裕に合わせて選んでみてはどうでしょうか。以下のツアーは、象乗り体験とバンコク3大寺院も含まれている、ボリューム満点のツアーです。

上記でご紹介したオプショナルツアーだけでなく、日本語ガイドが付いた、お客様だけの専用車でアユタヤへお連れするプランもございます。
アユタヤにはまだまだ数多く見どころもありますので、ご自身の予定に合わせてプランを考えてみてくださいね。