「戦場にかける橋」の舞台カンチャナブリへ 戦争の歴史を知る旅(2024年最新版)

JTBタイ支店
Rattiya

  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY15,516〜
    1名参加の場合 1名あたり31,032円
    2名以上参加の場合 1名あたり15,516円
    ミャンマー国境に近く、静かで豊かな自然が残る山間の町、カンチャナブリを訪れます。第二次世界大戦当時の捕虜たちの生活を描いた絵、日本軍や捕虜が使っていた武器類などが展示されている戦争博物館と約7,000名の兵士が眠る連合軍墓地を訪れ旧泰緬鉄道に乗車します。昼食後、映画「戦場に架ける橋」で有名になった、クウェー川鉄橋を見学します。

映画「戦場にかける橋」をご存じの方も多くいらっしゃると思います。

第2次世界大戦中の1943年、旧日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士や現地の人々を働かせ、タイとビルマ(当時のミャンマー)の国境を流れるクワイ川に鉄道用の橋をかけようとしました。しかし、その苛酷な労働や厳しい刑罰、日本人将校と捕虜であるイギリス人将校との友情ともいえる不思議な交流、さらにはその後の連合軍による攻撃などを通じて、戦争のむなしさが描かれる名作です。

映画をご存じない方も、そのテーマソングとなった「クワイ河マーチ」は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

この映画の舞台となったクワイ川に架かる橋は、バンコクの西130kmのカンチャナブリに実際にかかっています。映画内では木造の橋をかけ最後に連合軍に爆破されてしまうのですが、実際に架けられたのは鉄骨コンクリートのもので今も残されています。

なお、橋が架けられた当時は、川は「メークロン川」と呼ばれていましたが、この映画でクワイ川という名前があまりに有名になったため、その後「クウェー・ヤイ川」と変えられたとか。

クウェー川の鉄橋は、今では観光名所となっています。

映画にもなったクウェー川に架かる橋。

映画を歩く旅、当時を偲ぶ旅として利用される「泰緬鉄道」

泰緬鉄道はタイとミャンマーにまたがる鉄道だったため、敗戦により日本軍が撤退した後には両国で分割され管理されました。

しかしその後鉄道の必要性が次第に下がってくると維持していくのが困難になり、ミャンマー側は全線が廃止、タイ側もミャンマーとの国境側3分の2の線路が廃止されています。現在残されている路線はタイ国有鉄道南本線ナムトック支線として運行されています。

現在はバンコクのトンブリー駅(旧バンコクノーイ駅)~ナムトックサイヨークノーイ停車場(またはナムトック駅)まで列車運行しています。

この路線には映画の舞台となった鉄橋のほか、川と山の斜面との間のわずかの隙間に築かれた木造約300mの橋「アルヒル桟道橋(現タム・クラセー桟道橋)」や、硬い岩盤をほぼ垂直に掘削してそのギリギリで線路を敷いた「チョンカイの切り通し」など、見所がたくさんあります。これらは旧日本軍時代に造られたものなので、当時の労働の大変さが伝わってくるような景色でもあります。

この路線は、生活路線というよりは「映画の舞台を実際に見てみたい」という旅行者や、「戦争当時を偲びたい」という方が訪れることが多いようです。

カンチャナブリには、旧日本軍の捕虜収容所の様子を今に伝える「JEATH戦争博物館」があり、泰緬鉄道建設の過酷な労働やマラリアなどで命を落とした連合軍捕虜6982人の墓石が並ぶ「連合軍共同墓地」などがあります。また、クウェー・ヤイ川の鉄橋近くには泰緬鉄道建設中に犠牲となった全ての捕虜、労務者、日本人将校、軍属の霊を慰めるため、日本人によって建てられた慰霊塔があります。

JEATH War Museum
開館:8:30am~4:30pm
住所:Ban Tai, Muang Kanchanaburi, Kanchanaburi 71000

The kancbanaburi Allied War Cemetery(連合軍共同墓地)
開園:8:30am~6:00pm
住所:Saeng Chuto Road Kanchanaburi 71000

アルヒルの桟道橋(現タム・クラセー桟道橋)。

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